ようやく暑さも和らいで秋の空気になってきましたが、
航空祭がないと思うと、どうにも寂しい毎日です。
来る4連休、本来なら横田や小松で盛り上がっていたはずですが、
今年は9月19日(土)に発売となる『航空ファン』11月号でも熟読しましょう(笑)
(一部発売の遅れる地域があります)。
今月は「オスプレイは本当に危険な航空機なのか!?」と
「米海兵隊航空2021」の2つの話題を特集します。
在日米海兵隊に続き、ついに陸上自衛隊への配備も始まったV-22オスプレイについては、
パワードリフトという新機軸の航空機ということもあって
開発当初には重大事故が複数発生しましたが、その印象をもってして、
いまも「危険な航空機」だと評する意見も少なくありません。
そこで今月号の特集では、それぞれの重大事故をあらためて検証し、
どういう事故だったのか、どのような対策がとられたのかを
航空専門誌らしく冷静に分析していきます。
もうひとつの特集では、そのオスプレイの最大の運用組織である
アメリカ海兵隊の航空部隊の現状と航空機の配備計画を見ていきます。
8月末に飛び込んできた岩国基地のF/A-18D飛行隊、
VMFA(AW)-242“Bats”が10月以降の米新年度から
F-35Bへの機種改変作業を開始するというニュースに絡めて
同隊の歴史と最新フォトを紹介するほか、
海兵隊が限られた予算のなかでどのような組織づくりを目指していくのか、
現在の部隊リストと合わせて解説します。
そのほか、米空軍F-15&F-16が参加した千歳基地訓練移転、
最初で最後の美保着陸を記録した第301飛行隊のF-4EJ改、
ブルーインパルスの2020年夏などの国内最新カラーリポート、
コロナ禍においてもトーネードを運用するドイツ空軍TaktLwG51、
イタリア空軍ジョイア・デル・コッレのユーロファイターF-2000、
イタリア駐留米空軍31FWのF-16や
ロシア国際軍事技術フォーラム「ARMY 202」参加のミル武装ヘリコプターといった
ヨーロッパの情報などを紹介、さらに
「シリーズ・198X年の空」では特異なスタイルのアブロ・バルカンの
迫力のモノクロフォトをお届けします。
ほかにもウインウインメモリアルのMiG-21UMとタイの元カンボジア空軍機、
石川島飛行機製作所/立川飛行機の練習機の系譜「一式双発高等練習機」、
デジタル一眼レフでフィルム写真をデジタルデータ化(後編)などの記事にご注目ください。