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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

新田原エアフェスタ2013

2013-11-29 17:51:32 | 航空イベント


今週末の日曜日、12月1日は宮崎県の航空自衛隊新田原基地の航空祭、
エアフェスタ2013が開催されます。

今シーズンの航空祭も残すところこの新田原と翌々週の那覇のみ。
いまのところ天気予報もまずまずのようですし、事前に聞こえてきている
トピックスもありますので、ファンの皆さんのなかでも、お出かけを
検討している方も多いのではないかと思います。

そのトピックスとは、2つ。

ひとつは現在発売中の『航空ファン』2014年1月号の巻頭特集となっている
第301飛行隊のF-4EJ改創隊40周年記念塗装機。
10月の式典以降、このエアフェスタまで記念塗装は維持されているそうで、
当日はフライトも予定されているようです。

もうひとつのトピックが、ニュースにもなったMV-22Bオスプレイの地上展示。
先週の岐阜基地航空祭への展示を計画したものの、フィリピンの台風災害支援などの
関係から実現しませんでしたが、新田原で地上展示されるとの正式発表が
防衛省からありました。
どうやらこちらは明日、11月30日の午後の飛来となるようで、
エアフェスタでは地上展示だけにはなってしまいますが、もしかすると
帰投のシーンが見られるかもしれませんね。
それにティルトローター機の興味深いシステムを、近くでじっくりと
観察するのもいいかもしれません。

そして午後にはブルーインパルスの展示飛行ももちろん予定されています。
今年は春に松島に戻り、ホームベースからの航空祭展開をしていますが
いろいろとツキに恵まれないことの多かったブルー。
しかし前週の岐阜ではすばらしい展示飛行を見せてくれましたし、
今週末にも期待です。
シーズン終盤のスペシャル課目、クリスマスツリーも見せてくれるでしょうか!?

エアフェスタの詳細は基地ホームページ内で案内されていますが、
それによれば航空祭は0830開始(開門は0600)を予定しており、1500までとのことで、
当日のプログラムのほか、駐車場の制限(基地内と周辺の駐車場は事前予約制)や
持ち物検査などのインフォメーションも掲載されているので、事前のチェックを
お勧めします。
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日本人所有の零戦、里帰りプロジェクト

2013-11-27 16:59:21 | BLOG×記事


これまでにも何度かお伝えした、日本人所有の飛行可能な零戦22型「AI-112」について
同機の日本における運用・管理会社である(株)ゼロエンタープライズ・ジャパンは
11月27日、都内で記者会見を開き、来日の時期を2014年3~4月ごろを目処とすることと
より多くの人たちに来日を支援してもらうための「ZEROサポートクラブ]の立ち上げを発表しました。

同社の設立を報じた『航空ファン』2013年11月号(P.64)では来日の時期について
今年10月末ごろに早まるだろうとしましたが、諸事情で約半年の遅れとなったようです。
なお、サポートクラブの詳細については零戦里帰りプロジェクトHPをご覧いただくか
0120-185-581(平日1000~1800)までお問い合わせください。

写真はサポートクラブの立ち上げを発表するゼロエンタープライズ・ジャパンの
唐木芳典社長(左)と同社取締役であり、96%の零戦所有権を持つ
米国法人Zero Enterprise Inc.(米デラウェア州)のCEOでもある石塚政秀氏。
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11月26日

2013-11-26 19:36:12 | 編集長日記




JALは今日、展開中の新サービス「JAL NEW SKY PROJECT」の第2弾
ボーイング767-300ERを対象とした「SKY SUITE 767」の改修1号機を
羽田で報道陣に公開。そこで(近場担当の)私も取材に行ってきました。
機体はウイングレット付きのJA617J。12月1日から成田―バンクーバー線に就航します。
写真は同機の全容とビジネスクラスのシートに座るJALの植木義晴L社長。
この人と前任の大西さん(現・会長)は本当にフットワークよく
こうした席はもちろん、ちょっとしたイベントにも顔を出してくれます。
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ニコニコ生放送での1月号紹介トーク、11月は21日です

2013-11-19 10:48:33 | 告知&ニュース
今月もニコニコチャンネルの『翼TVチャンネル』とのコラボレーションで
『航空ファン』最新号をご紹介するニコ生でのトーク番組を放送します。

今月も本誌発売日、11月21日(木)20時からの生放送です。

翼TVチャンネルの有料会員とニコニコチャンネルのプレミアム会員は
放送後1週間は自由な時間に再生可能ですが、それ以外の方も
下のリンクボタンから「タイムシフト予約」をしておけば、同様の視聴が
可能とのこと。
また同チャンネルには会員限定の航空祭リポートなどの有料コンテンツのほか、
たくさんの無料コンテンツもアップされていますので、それらもご覧下さい。

今月は表紙・巻頭からの第301飛行隊40周年に関する特集の関係の取材裏話を紹介するほか、
国内航空祭は翼TVさんの動画を交え、紙の誌面ではお届けできない動きのある迫力を
感じていただけるかと思います。
また、前号で紹介したブライトリング・ジェットマンがついに来日、富士山上空を
飛んだ時の話も、動画を含めてお届けします。

木曜日はご帰宅前に書店に立ち寄り『航空ファン』を購入、1月号を見ながら、
まったりトークをお楽しみいただければと思います。
また、購入前の皆さんにも、掲載内容をなるべくたくさんご紹介しますので、お楽しみに。

翼TVチャンネルのメインページは上記リンクから、
生放送のご案内はこちらからどうぞ。
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第301飛行隊記念塗装機空撮

2013-11-18 11:03:04 | 編集部日記
21日に発売される『航空ファン』1月号の特集でもあり、大きな目玉なのが
第301飛行隊の40周年記念塗装が施されたF-4EJ改スペシャルマーキング機の
空撮です。
最近は燃料費の高騰や防衛予算上での制約などもあり、航空雑誌で
撮りおろしの空撮取材を掲載できる機会はなかなか作れませんが、
今回の40周年に関しては世界的に見ても非常に意義のあるもので、
半年近く前から航空自衛隊と細部の調整を進め、実現に至りました。

そして、今回空撮を担当してくれたのが、本誌ではお馴染みの徳永克彦カメラマン。
海外での取材や撮影、国内でもブライトリング・ジェットマンの撮影などが
立て込んでいるなか、時間を調整して新田原基地に乗り込み、
今回の空撮取材に臨んでいただきました。

当初空撮を含む訓練飛行が予定されていた週の月曜日、基地も空域も
快晴と条件は最高で、徳永氏も交じってブリーフィングが行なわれていましたが
(空撮ミッションの大半はこの綿密なブリーフィングで出来が決まるといわれます)、
なんとその最中にロシア機が西日本に接近。第301飛行隊も警戒態勢を上げて
対応しなければならなくなり、この日のフライトはキャンセルに。
翌日も機材の問題などがあり、そしてその翌日からは台風が接近。

じつは今回の機体の空撮については、『航空ファン』だけではなく、
もう1誌からも取材申請が上げられており、こちらも同時期に
取材をしなければなりません。その取材も週の後半に組まれていたのが
結局天候が回復せず、翌週に持ち越しへ。

あらためて空撮フライトが組まれた翌週月曜日には、私、神野も
徳永氏のサポートと地上の撮影で同行しました。
そしてこの日、もう1誌の取材者として、こちらも本誌でも活躍されている
赤塚 聡カメラマンも新田原入りし、2誌の取材がかぶるかたちで行なわれることに。
ひとつの記念塗装機を別のカメラマンが空撮することも多くありませんが、
それが同じタイミングになってしまうことはもっと珍しく、徳永カメラマンと
赤塚カメラマンの取材先でのコラボレーションという貴重な場面に
立ち会うことになりました。

徳永カメラマンのフライトは、光のきれいな朝の1stに実施。



Gスーツなど自前の個人装具(ハーネス類は自衛隊のもの)を身に着けた徳永カメラマンが、
飛行隊のオペレーションからカメラシップのT-4へと向かいます。

なお、T-4はコックピット内側の色が明るいグレイで、キャノピーも
視界を確保するため大きいことから、空撮時にはキャノピーへの映り込みが
気になる機体だそうです。
そのため飛行前には顕著に反射する部分を黒いテープでマスキングし、
なるべくそれを和らげるような作業も実施。



ヘルメットも映り込みを抑えるため、つや消し黒の特別塗装です。

残念ながら洋上での訓練&撮影中、どのような手順でフライトしていたのかは
分かりませんが、その成果はまもなく発売される1月号をご覧いただければ
皆さんもきっと感動していただけるはずです。

そして新田原への2機でのアプローチを、その横について最後の撮影。



無事着陸したファントムに続いて、徳永カメラマンを乗せたT-4も
新田原R/W28にタッチダウン。



後席の黒いヘルメットが写真から分かるでしょうか? 

そんなわけで、今回の記念塗装機の特集、『航空ファン』としては
他誌に負けない内容にしようとがんばりましたので、ぜひご覧いただければ幸いです。
そして、もう1誌と見比べていただくのも、おもしろいと思いますよ。(神野)
コメント (1)
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