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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

米海軍パッチの老舗訪問

2013-02-28 18:12:06 | 編集部日記
本ブログ「編集長日記」でもご案内のとおり、『航空ファン』4月号の校了以降
ここ数日、『米海軍航空パッチ&フライトジャケット』(社内コードネーム“USNPFJ”)の
編集作業に明け暮れていました。

米海軍&パッチ大好きの私にとって、今回はとてもやりがいのあるプロジェクトでしたが、
それだけに想像を絶する量のパッチや資料が集まってしまい、日々夢の中でまで
パッチにうなされました…。

さて、この本の編集にあたっては、ショップガイド記事の企画として、老舗の
パッチショップ2軒の取材にも行ってきました。



その1軒は神奈川県横須賀市のダイヤモンド商会(ホームページはこちら)。
いわずと知れた米海軍パッチの老舗ショップで、朝鮮戦争からベトナム戦争の時代には
ほとんどの米海軍航空部隊が横須賀に寄港した際に立ち寄っていたというお店です。
ベトナム戦争の時代には、空母機動部隊が横須賀に寄港すると、航空部隊の
コーヒーメス・オフィサー(厚生係)や空母、各艦艇のショップ(部門)の担当者が
店頭にパッチオーダーの列をなしたといいます。



海外製の安価なコンピューター刺繍パッチが台頭するなか、以前ほどの勢いではありませんが、
それでもショーウィンドーや店内に飾られたパッチの数は圧倒的です。




もう1軒は、東京都福生市(オフィスは国立市)のエース商会(ブログはこちら)。
国道16号線沿い、横田基地第2ゲートと第5ゲートの中間あたりにある保険代理店、
パラマウント ジョージズの店舗を借りて在庫パッチの一部を販売しています。
こちらはもともと横田に関連する空軍部隊のほかに、米海軍部隊(おもに東海岸)から
メールオーダーで注文を受けていたお店で、一般販売は主業務ではありませんでした。
また以前はアルゼンチン軍などにも多くのパッチを納入していました。
いまは当時の余剰在庫を細々と販売している程度ですが、将来的に販売の拡大や
新店舗の設置なども計画しているとのこと。



そしてコアな海軍マニアならご存じと思われる信楽焼きの子連れタヌキのトロフィー、
MUTHA(最高の戦闘機乗り魂をかけて争奪戦が繰り広げられる賞)は、1960年代に
F-8乗りの海軍中佐の依頼でエース商会の先代社長が準備したもの。
このタヌキを引き渡す際、社長は2種類用意したそうで、渡米しなかったもう一対の親子が、
いまはこのパラマウント ジョージズの店内に飾られています。


どちらの店舗にも共通しているのは、いまは世代交代して、2代目が引き継いでいること。
ダイヤモンド商会は娘さんが、エース商会は息子さんが管理しています(エース商会の
パラマウント ジョージズは先代社長の義妹の店で、その縁から商品を扱っています)。
最近はインターネットショップで多くのパッチを入手できる時代ではありますが、
両店ともパッチを見る楽しみはもちろん、お店が多忙でなければ、古きよき時代の
伝説的な話などを関係者から聞かせていただける楽しみもありそうです。

ということで、派手なデザインだけがその魅力ではない米海軍のパッチ、
まもなく発売される本でも、存分にお楽しみ下さい。


最後に、アメリカに渡ったほうのタヌキ、“MUTHA”の写真をご紹介。(神野)

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2月26日

2013-02-26 20:40:22 | 編集長日記


22日のブログに対して、激励のお言葉をいただいた皆様、ありがとうございます。
『米海軍航空パッチ&フライトジャケット』は最後の追い込み、今晩中には校了できそうです。
今回は新旧の米海軍パッチ、3,000枚以上を一挙に掲載しました。
表紙もイケイケ(古いか!)のネイバルエビエーターで決めました(写真)。
間違いなく、3月8日、全国の書店さんに並びます(地域によっては若干の遅れが)。
どうぞお楽しみに!!
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2月22日

2013-02-22 13:35:59 | 編集長日記


『米海軍航空パッチ&フライトジャケット』の発売日が遅れてしまい、申し訳ありません。
準備はずんぶん前から進めていたのですが、なにせ集めたパッチの枚数が尋常ではなく、
いまになってもさらに増え続けているというのが実情なのです。
写真はパッチ類に囲まれてレイアウト作業中の編集部・神野(右)と雨宮です。
本誌の編集作業はともに“ネイビー小僧”のこの二人が中心ですが、
さすがに連日のパッチとの格闘でフラフラ、パッチを扱う手もザラザラの状態です。
一枚でも多く、珍しく面白そうな絵柄のパッチをお見せしたいと頑張っております。
どうか、もう少しお待ちいただければ……と。

ところで今日2月22日は「ニャン、ニャン、ニャン」で猫の日とか。
ちなみに編集部では神野が猫派(愛猫しょお)、私は犬派(愛犬モルト)です。
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『航空ファン』4月号は米大統領専用機&自衛隊予算を特集

2013-02-16 22:10:36 | 告知&ニュース


今月も無事『航空ファン』4月号が校了、21日には全国の書店に並びます
(一部発売の遅れる地域があります)。
4月号では通常の特集に加え、年末年始の航空界のトピックを
緊急特集記事3題として解説します。第1弾はB.787の連続トラブルと調査について。
日本製部品が全体の35%を占め、これまでに引き渡された機体の半数以上が
ANAとJALで運用されている革新的新鋭機ドリームライナーのトラブルが、
航空機に付き物の初期不良で済まされる範囲なのか、それとも設計や構造に関係する
深刻な問題に発展するのか、航空評論家の青木謙知氏が解説します。
第2弾は総額4兆6,800億円と11年ぶりに前年度比で増額となった防衛省予算のうち、
航空関連の内訳を詳細解説。
そして第3弾は尖閣諸島での初の中国機の領空侵犯時に、空自レーダーが
低空飛行で侵入した中国機を捉え損なったことから、さらに高度な防空体制が
必要との声もある航空自衛隊早期警戒能力の向上について考えます。
前編の今月は空自に提案されている新型の空中早期警戒機のうち、
E-2Dアドバンストホークアイを解説。

本来の特集はアメリカ大統領専用機“エアフォースワン&マリーンワン”。
2期目の就任式を1月21日に行なったオバマ米大統領の背後にも頻繁に写る
大統領専用機(プレジデンシャルフライト)を、大統領専用ヘリ“マリーンワン”の
貴重なワシントンDC上空での空撮を含めて紹介、
“エアフォースワン”やその希少グッズとともに、歴代機の解説記事も掲載します。
また関連記事として、海兵隊で要人空輸も担当するジェット機、
C-9BとC-20Gのフォトリポートもお届けします。

そのほか、2013シーズンを前にしたブルーインパルスのウインタートレーニングと、
ブルーが帰還間近の松島基地の東日本大震災からの復興状況を追います。
また今年5月に初来日を予定しているスイスの高級時計メーカー、ブライトリング社の
ブライトリング・ジェットチームの中国までのフェリーフライトに密着取材、
さらに5月の日本ツアーの最新情報も紹介します。
さらに退役間近のドイツ空軍F-4Fファントムの空撮やJALの鶴丸MD-90最後の日々と
ファンツアー、2012年上半期の航空界の出来事(タイムカプセル)など、
今月もさまざまな航空関連情報を満載でお届けします。





『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
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“所沢零戦”のエンジン始動・解体見学会、変更のお知らせ

2013-02-15 10:11:35 | 告知&ニュース


現在、所沢航空発祥記念館に展示中の米プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館所有の
栄エンジン付き零戦52型(61-120)ですが、展示終了時期に予定されている
エンジン始動見学会と搬出のための解体作業見学会の日程その他が、
当初の発表から変更されましたので、以下お知らせいたします。
まずエンジン始動見学会は3月30日(土)、31日(日)の2日間各3回だったものを
3月28日(木)、29日(金)、30日(土)、31日(日)の4日間各3回へと拡大、
また各420人だった定員も各550人へと、大幅に増員されました。
逆に4月1日(月)、2日(火)の2日間予定されていた解体見学会は1日のみに。
ただし一日100人だった定員は倍の200人に増員されたので、総数は変わりません。
なお2日はクレーンなど重機を使う作業となるため、安全面から非公開としたのだそうです。
両方とも事前申し込みが必要で方法は往復ハガキのみ。これも当初の発表とは異なる点です。
参加費はエンジン始動見学会が大人1,000円(65歳以上は500円)、小中学生200円、
解体見学会は3,000円で、ともに展示館入館券を含みます。
募集期間は~3月3日必着で応募者多数の場合は抽選。結果は13日くらいに返送されます。
応募要領やスケジュールの詳細などはhttp://tam-web.jsf.or.jp/spevent/schedule.htmlまで。

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