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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

2014年度、サンダーバーズ&ブルーエンジェルズ復活か?

2013-10-22 19:01:02 | 航空イベント




10月に入りアメリカの会計年度は2014年となりましたが、ニュースでも報道されているとおり
あいかわらず財政問題は崖っぷち状態です。
しかしそんななか、飛行機ファンにとっては少しだけ明るい話が聞こえてきました。

アメリカの報道をまとめたサイトによると、米国防総省は新年度のサンダーバーズ、
ブルーエンジェルズなどの活動について、限定的ながら再開するとの発表があったと
伝えています。
それによると2013年シーズンはほぼ活動休止状態となってしまった両チームや
その他の広報活動について、チャック・ヘーゲル国防長官が大枠をまとめ、
新年度もその活動費をカットするものの、活動は再開させると発言したというものです。
10月から新年度に入ったといっても、両チームの活動再開は
実際には2014年シーズンからになると思われますが、今シーズン後半、
両チームの地元であるネリスやペンサコーラなどではフライトが行なわれる
可能性もあるかもしれません。

とはいえ、新年度のこの関連経費の節約で1億ドル以上を捻出する計画で、
両チームのフライト数も例年に比べれば45%程度カットされるとのこと。
それでもアメリカでデモンストレーションチームが活動を再開し、航空イベントが
復活する兆しが見えてきたというのは明るい材料と言えるでしょう。

ところで、このニュースについて、先のサイトでは「国防総省が発表」と
書いているのですが、編集部ではその元のソースを確認することができていません。
正式に、具体的な活動予定などが確認できた場合には、
また誌面上やこのブログなどで紹介したいと思います。
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今月もニコ生で最新号を紹介します

2013-10-17 16:35:24 | 告知&ニュース
恒例となりつつあるニコ生での最新号紹介トーク。
今月も『航空ファン』12月号の内容紹介と裏話トークを、ニコニコチャンネルの
『翼TVチャンネル』とのコラボレーションで前回に続き生放送で行ないます。

放送は10月21日(月)20時から。
月曜日は書店に立ち寄り『航空ファン』を購入、飲みに出かけずに早めに帰宅して、
手元の最新号をパラパラとめくりながら、まったりトークをお楽しみいただければと
思います。

今月は特集の戦競について、誌面で紹介しきれなかったことなどを紹介するほか、
三沢や小松の航空祭は翼TVさんの動画を交えて紹介の予定です。
後半のカラーページで紹介しているブライトリング・ジェットマンについても
動画を紹介しながら最新の情報をお届けします。

翼TVチャンネルのメインページは上記リンクから、
生放送のご案内はこちらからどうぞ。
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『航空ファン』12月号は航空自衛隊の戦競特集

2013-10-16 17:54:31 | 告知&ニュース


台風がいくつも通り過ぎ、ようやく秋めいてきたと思ったら、『航空ファン』の月号表示は
なんと12月号。次号はもう新年号かと思うと、ときの流れに焦りさえ感じます…。
先週、ようやく校了(編集を終了し印刷工程にまわること)となった12月号については
来週月曜日、21日に書店に並びます(一部発売の遅れる地域があります)。

その特集は、昨日の編集部日記でも紹介した“戦競”こと平成25年度航空総隊戦技競技会。
全国の基地から航空自衛隊の戦闘機部隊が集まって行なわれる
戦闘機部門の航空総隊戦技競技会は、東日本大震災の前年、2010年に開催されて以来。
今回は9月から10月にかけて、茨城県の百里基地と青森県の三沢基地、
およびその周辺空域で空対空戦闘を競技種目として開催されました。
百里ではF-4(2個飛行隊)とF-15(7個飛行隊)が、三沢ではF-2(3個飛行隊)が
飛行教導隊を相手に日ごろの訓練の成果をぶつけあいましたが、
3週にわたった競技期間中、どの部門も台風などでスケジュールが大幅に遅れ、
一部競技には大きな影響をおよぼしてしまいました。
ただ、戦競といえば各隊の趣向を凝らした競技会マーキングやスペシャルパッチも話題となりますし、
その競技内容も気になるところ。今月号巻頭ではそうしたマーキングやパッチはもちろん、
それぞれの部門を詳しく解説します。

また、CIAが新たに公開した機密文書中にエリア51の存在を認める文面があったとの
報道が話題となりましたが、第2特集としてエリア51について、航空誌の立場で分析します。
そして関連記事として同じネバダレンジ内で無人機を運用するクリーチ空軍基地の話題と、
エリア51や同施設で開発された航空機に関する書籍も紹介します。

そのほか緊急記事として初のエアバス機発注となった日本航空のA350契約をさっそく紹介。
27年ぶりの東京での展示飛行となった国体開会式でのブルーインパルス、
三沢、小松、岩国、八戸、下総、館山など本格シーズンに突入した自衛隊航空祭、
航空自衛隊のF-15Jと韓国空軍のF-15Kも参加したレッドフラッグ・アラスカ13₋3、
第50回リノ・エアレースと優勝したパープルムスタングの記念空撮、
来日が噂されるイブ“ジェットマン”ロッシー、ANAピカチュウジャンボ退役、
在沖海兵隊CH-46最後の飛行第など、さまざまなトピックを用意しています。




『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
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3年ぶりの戦競

2013-10-15 20:35:50 | 編集部日記


今年は2010年以来となる戦闘機部門の航空総隊戦技競技会が9月下旬から10月上旬に
百里と三沢で開催されました。
10月21日発売の12月号では表紙も含めてこれを特集しますが、編集部では
百里で開催されたF-4部門とF-15部門を雨宮と私、神野が取材に行ってきました。

詳細は記事をご覧いただくとして、戦競といえば各飛行隊の代表が気合を入れて
競技に出撃する様子が見どころのひとつ。

とくに地元第7航空団の第302飛行隊と第305飛行隊は、それぞれF-4、F-15部門で
基地所属部隊の盛大な応援を受け、気合を入れて競技に臨んでいました。



こちらは第302飛行隊の隊長機編隊。飛行隊長野村2佐が手にしたオリジナルの軍配を囲み、
円陣で気炎を上げます。



こちらは第305飛行隊の隊長機編隊2番機石田3尉。パイロット全員が
梅のマークの鉢巻き姿で搭乗しました。

さて、その競技結果は…


どうぞ誌面でご確認ください。


そんな百里で開催されたF-4部門、F-15部門でしたが、参加各飛行隊にはパイロットのほかに
飛行隊の列線航空機整備員、航空団の武器弾薬担当、火器管制担当、機上電子担当の要員が
選手として参加、さらに各チーム専属の要撃管制チーム(3名)が競技に臨みます。
そして他基地から参加したチームに、公平にサポートしてフェアな競技が行なわれるよう、
第7航空団の整備補給群は機材の貸し出しや不測の事態の場合のサポートなどを行ないます。

とくに機体のハンガーからの出し入れなどにはトウイングカー(牽引車)は必需、
そのほかにも電源車や各種機材など、さまざまな貸し出しを行ないます。



写真は戦競オフィシャルカーのステッカーが貼られた車両で、こうした機材を管理するのが
整備統制班です。

整備統制班には整備補給群の各部署からも応援要員が派遣され、メンバーは競技会期間中、
エプロン端に設置されたテントで待機、参加選手のサポートを行なっていました。



今回の戦競は参加機数も少なめで、規模はそれほど大きくないものでしたが、
それでもさまざまなサポート体制を確立、イコールコンディションでの競技を
実現させるために、基地の隊員、そしてさらにその陰でも多くの隊員が、
戦競をサポートしていたというわけです。


さて、最後に競技の行方については前述のとおり誌面に譲るとして、
編集部が独断で決めた2013戦競カラーリング賞を発表しましょう。

F-4部門は



第301飛行隊。黒い尾翼に第5航空団を示すVマークが派手ハデです。

F-15部門は



第203飛行隊。いつもは特別なマーキングのほとんどない同隊が、
大きな海賊ヒグマのマークに機首上面のアンチグレア&「203」の側面文字と
驚かせてくれました。(神野)

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レッドブル・エアレース、2014年復活!

2013-10-09 17:13:09 | 告知&ニュース


世界最速のモータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップが
2014年から新ルールの下に復活することが、本日(10月8日)発表されました。

レースのスケジュールは2月のUAE(アラブ首長国連邦)のアブダビを皮切りに
マレーシア、ポーランド、イギリス、アメリカ(2ヵ所)、中国まで
世界7都市を10ヵ月間にわたって転戦、各地で白熱のレースを展開します。

出場者はポール・ボノム、ハンネス・アルヒ、カービー・チャンブリス
といった歴代ワールドチャンピオンを含め、総勢12名。もちろん
日本が誇るエアロバティックパイロット、ヨシ・室屋も出場予定です。
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毎月21日発行の月刊誌『航空ファン』、奇数月30日発行の『世界の傑作機』は共に文林堂の定期誌です。このブログでは、編集部による耳よりな情報を随時発信していきます!
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