東日本大震災当日、ブルーインパルスが九州新幹線全線開通記念式典に参加するため
福岡県の航空自衛隊芦屋基地に展開中だったことで、幸いにも航空機が無事だったことは
すでに皆さんご存じのとおり。
この九州新幹線全線開通記念式典が、ブルーの50周年シーズン(2011年度)最後の
展示飛行となる予定でしたが、式典そのものが中止となり、ブルーインパルス(第11飛行隊)も
その後被災した松島基地に機体を戻すことができず、隊員たちは地域の復興支援や
基地の復旧作業にあたっています。
そんなブルーの50周年シーズンをまとめたDVD『サンライズ』が5月上旬にバナプルから
リリースされました(弊社姉妹会社のモノショップでも取り扱い中)。
タイトルのサンライズとはブルーインパルスが創設50周年にあたって導入した課目の名称。
作品ではシーズン最初の展示飛行で、サンライズのお披露目となった熊谷に始まり、
全国各地で行なわれた2011年度のブルーインパルスのトピックとなるフライトが紹介され、
要所要所でパイロットたちの裏話などをまじえたインタビューが挿入されています。
フライトはもちろん、さまざまなサイドストーリーは各地にブルーとともに展開、
部隊に密着してきたバナプルだからこそ取材しえた内容で、ブルーファンは必見の作品です。
まだ震災後のブルーの展示飛行や航空祭がどうなるか、正式な発表はありませんが、
こんな時期だからこそ、50周年にわいた昨シーズンのブルーをDVDで振り返ってみては
いかがでしょうか。なお、本DVDの収益の一部は義援金として東日本大震災の被災者に
寄付されるとのことです。
さて、そのブルーインパルスですが、今週初め、5月23日から機体を保管してあった
芦屋基地での移動訓練を開始しました。今回の移動訓練は3週間という限定的なものですが、
パイロットたちにとって技量を維持するために飛行訓練は欠かせないもの。震災から
2ヵ月半がたって、地域や松島基地の復興支援にも多くの応援部隊の力が加わったことから
ようやくフライト再開となりました。
とはいうもののまだまだ訓練は洋上での技量回復などの基本的な部分で、飛行場上空での
アクロ訓練などは今回は実施されません。復興支援をいまも行なっている自衛官がいるなかで
第11飛行隊の隊員たちの心境も複雑なようですが、それでもこの飛行訓練再開は
ブルーインパルスが、そして自衛隊、日本全体が、ほんの少しずつでも復活に向けて
動き始めた証拠のように思います。
6月21日発売の『航空ファン』8月号では、この訓練再開の模様を紹介する予定です。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
福岡県の航空自衛隊芦屋基地に展開中だったことで、幸いにも航空機が無事だったことは
すでに皆さんご存じのとおり。
この九州新幹線全線開通記念式典が、ブルーの50周年シーズン(2011年度)最後の
展示飛行となる予定でしたが、式典そのものが中止となり、ブルーインパルス(第11飛行隊)も
その後被災した松島基地に機体を戻すことができず、隊員たちは地域の復興支援や
基地の復旧作業にあたっています。
そんなブルーの50周年シーズンをまとめたDVD『サンライズ』が5月上旬にバナプルから
リリースされました(弊社姉妹会社のモノショップでも取り扱い中)。
タイトルのサンライズとはブルーインパルスが創設50周年にあたって導入した課目の名称。
作品ではシーズン最初の展示飛行で、サンライズのお披露目となった熊谷に始まり、
全国各地で行なわれた2011年度のブルーインパルスのトピックとなるフライトが紹介され、
要所要所でパイロットたちの裏話などをまじえたインタビューが挿入されています。
フライトはもちろん、さまざまなサイドストーリーは各地にブルーとともに展開、
部隊に密着してきたバナプルだからこそ取材しえた内容で、ブルーファンは必見の作品です。
まだ震災後のブルーの展示飛行や航空祭がどうなるか、正式な発表はありませんが、
こんな時期だからこそ、50周年にわいた昨シーズンのブルーをDVDで振り返ってみては
いかがでしょうか。なお、本DVDの収益の一部は義援金として東日本大震災の被災者に
寄付されるとのことです。
さて、そのブルーインパルスですが、今週初め、5月23日から機体を保管してあった
芦屋基地での移動訓練を開始しました。今回の移動訓練は3週間という限定的なものですが、
パイロットたちにとって技量を維持するために飛行訓練は欠かせないもの。震災から
2ヵ月半がたって、地域や松島基地の復興支援にも多くの応援部隊の力が加わったことから
ようやくフライト再開となりました。
とはいうもののまだまだ訓練は洋上での技量回復などの基本的な部分で、飛行場上空での
アクロ訓練などは今回は実施されません。復興支援をいまも行なっている自衛官がいるなかで
第11飛行隊の隊員たちの心境も複雑なようですが、それでもこの飛行訓練再開は
ブルーインパルスが、そして自衛隊、日本全体が、ほんの少しずつでも復活に向けて
動き始めた証拠のように思います。
6月21日発売の『航空ファン』8月号では、この訓練再開の模様を紹介する予定です。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
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