本ブログでも月曜日早朝に速報しましたが、
8戦におよぶレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2017が
アメリカのインディアナポリス大会で最終戦を迎え、アジア人唯一の
マスタークラス参戦パイロット、室屋義秀選手が初の年間チャンピオンに輝きました。
昨日アメリカから帰国した室屋選手ですが、本日、早々に都内で
シーズンを振り返るレビュー会見を行なっています。
終わってみれば8戦中4勝という強さを見せつけた室屋選手ですが、
途中ノーポイントのレースも2戦経験するなど、その道のりは
けっして楽なものではなく、このチャンピオンが決まったのも、
最終戦、最後のパイロットとなったマルティン・ソンカ選手の
フライトが終わった時点という、まさに最後の最後までもつれた
シーズンとなりました。
今日の会見ではそうした一戦一戦を振り返りつつ、それぞれの状況を説明しましたが、
勝ちやチャンピオンにこだわらず、しかし自身で目標を設定してそれに向かって
着実に結果を積み重ねていった末の戴冠だったことを明かしていました。
また、来シーズンの連覇に向けての意気込みや、今後国内で
航空に興味を持つ若い人々をサポートするために展開しようとしている
プロジェクトなどにも触れ、今シーズンのチャンピオン獲得だけで終わらない、
未来へのビジョンを熱く語ってくれました。
ところで、チームが使用しているゼッケンナンバー「31」のロゴ(胸のパッチに注目)が
今年から変更されていたことに、皆さんは気づいていたでしょうか。
じつはこのロゴ、「3」と「1」の間に、チャンピオンナンバーである
「1」が隠れていたんですね(赤い文字の間の白抜きの部分)。
今回の会見のプロモーションビデオで、そのことに気づきました。