17日(日)から、航空絵画の個展「大空の残像―大澤郁夫の世界」が始まります。
海外では一大ジャンルとして確立され、コレクターやファンも多い航空絵画ですが、
日本ではいまひとつ盛り上がりに欠けている印象があります。
多くの優れた作家を輩出していてもなお、そうした情況が続いている理由は、
作品を直に愛でる機会(個展)が少ないせいでしょう。AGCアート主催の本個展は、
ベテランヒコーキ写真マニアとしても広く知られた大澤郁夫氏が、
飛行場で自らが目撃した風景を絵画として書き留めた作品を一挙に公開するもの。
米軍機、基地、車両、兵隊、看板など、あの時代の“空気感”が蘇る7日間です。
会場では絵画、イラスト、書籍、プラモデル、航空機関連グッズの販売のほか、
大澤氏が飛行機スクラッチビルド模型の製作を実演するそうです。
R7V-1/Atsugi
B-57B/Yokota
PBM/Oppama
●期間:2012年6月17日(日)~2012年6月23日(土)
●時間:平日11:00~19:00 土日13:00~18:00
●入場料:無料
●主催:AGCアート ℡ 046-233-6127
●会場:東京交通会館B1「シルバーサロンA」
●会場住所:千代田区有楽町2-10-1
●会場電話番号:℡03-3215-3826(開催中のみ)
●JR有楽町駅〔京橋口・中央口(銀座側)〕 徒歩1分
東京メトロ有楽町線・有楽町駅〔D8出口〕地下直結 徒歩1分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/81/54455f143e5127da6a6c0c5498457cf7.jpg)
大澤郁夫(おおさわ・いくお)プロフィール
60年代から米軍及びアメリカ文化を取材。多くの雑誌、写真集などの出版に関わる。
1998年から在日米軍(USFJ)アートプログラムに100点を超える航空機、艦船、
車両を描いた絵画を寄贈。それらは、現在も横田基地USFJ司令部に飾られている。
2008年、ギャラリー・フリー・ウイングス(目白)で初の個展。
2010年、ギャルリー・トラン・デュ・モンド(新宿)にて、
伝説のソリッドモデラー・高見保市氏と「モデル&アート展」を共催。
いずれも多数の飛行機ファンを集め好評を得る。
2010年1月から航空雑誌『エアワールド』で
「大澤郁夫が描くアビエーションアートの世界『大空の残像』」を連載中。