FROM EDITOR・・・・・

航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

11月3日は「入間の日」、出店もします!

2014-10-29 13:40:38 | 告知&ニュース
来週の月曜日、11月3日(文化の日)は、恒例の入間基地航空祭が
埼玉県の航空自衛隊入間基地で開催されます。

昨年はテレビドラマ『空飛ぶ広報室』の影響もあってか入場者数32万人という
とてつもないビッグイベントとなりましたが、今年も首都圏にもっとも近い
航空自衛隊航空基地として、多くの来場者が集まりそうです。

今年も航空総隊司令部支援飛行隊から改編されたばかりの中空司支援飛行隊のT-4、
第402飛行隊のC-1やU-4、飛行点検隊のYS-11やU-125、
入間ヘリコプター空輸隊のCH-47Jなどによる飛行展示、航空救難団の
U-125A、UH-60Jによる救難展示に加え、ブルーインパルス(13時05分ごろ)も
展示飛行を予定しています。

また、噂によれば地上展示には三沢基地第3飛行隊のF-2A航空自衛隊60周年記念塗装機が
飛来を計画しているほか、陸海空自衛隊の主要航空機、米軍のUH-1NやC-12Jも
参加を予定しているとのこと。
ただし、戦闘機の飛行展示については、当日の外来機帰投も含めて
今年は計画されていないそうなので、ご注意ください。

時間は09時から15時。西武池袋線稲荷山公園駅のホームに直接つながる
臨時門のほか、北門、特設門、稲荷山門、修武台門、正門が解放されます。

なお、今年も航空ファンでは姉妹会社ワールドフォトプレスのモノショップとして
航空祭でのグッズ販売を予定しています。



出店場所は稲荷山公園駅やエプロンからはだいぶ離れてしまう第2売店会場ですが、
会場前広場では歩哨犬の訓練展示やイヌワシの飛行ショーなども行なわれるとのこと。
またレジャーシートが使用できるエリアはこの会場だけだそうなので、
ブルーインパルスをメインに、ご家族連れでのんびりと楽しもうという方には
お勧めかもしれません。

また当日は稲荷山公園駅は大混雑となり入場も出場も時間がかかるため、
一つ先の入間市駅で下車すれば、出店会場からすぐの修武台門まで
徒歩7分程度で到着します(ちなみに帰りはエプロン裏から狭山市駅近くまで
基地内シャトルバスも運行されるとのこと。入間市駅ともども、
迂回路としてご利用ください)。

モノショップのインターネット通販ページで取り扱う商品のほかにも、
入間限定のグッズも用意していますので、ぜひ足を運んでください。



あわせて、エプロン裏の第1売店会場のいくつかのブースでも、航空ファンオリジナルの
2015年版航空自衛隊カレンダーとブルーインパルスカレンダーは販売していますので、
ぜひそちらもご利用ください。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成26年度自衛隊記念日 防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式

2014-10-27 16:58:50 | 航空イベント
先般事前公開を実施したことを紹介した、航空観閲式の本番が
10月26日、茨城県の航空自衛隊百里基地で開催されました。

式典の正式タイトルはこのブログタイトルで触れたとおり
「平成26年度自衛隊記念日 防衛省・自衛隊60周年記念航空観閲式」、
長いタイトルですが、航空自衛隊だけでなく、防衛庁/省と自衛隊が
編成されてから60周年となることを記念した行事となっています。



観閲官は、自衛隊の最高司令官である内閣総理大臣、安倍晋三氏。

安倍首相による部隊観閲や訓示があり、その後訓練視閲が行なわれます。
訓練視閲では慰霊飛行と題されたミッシングマンフォーメーション、
車両の紹介、航空機の観閲飛行(航過飛行)などが行なわれますが、
写真は航空自衛隊の戦闘機3機種による地上走行の模様で、
それぞれが任務に則した兵装を搭載しています。また後方には、
米海兵隊から参加したMV-22Bオスプレイとともに、
今回の地上展示の目玉ともなった次期空自戦闘機、F-35Aの
モックアップも見えます。




機動飛行や偵察飛行、模擬対地射爆撃といった訓練展示、
XC-2の試験飛行(C-1FTBとの編隊航過)に続き、
ブルーインパルスが展示飛行を行ない、最後には17機のT-4による
60周年記念編隊飛行が行なわれました。



この航空観閲式の模様は、次号『航空ファン』2015年1月号で紹介しますが、
それに加えて先般紹介したように、DVD&写真集としても刊行を計画中です。
こちらでは航空自衛隊60周年記念塗装機のアルバムも掲載を検討中で、
12月中旬の発売を目指していますので、ご期待ください。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グローバルホークのミッションを国内で初取材!

2014-10-25 14:14:51 | 編集部日記
『航空ファン』12月号の特集「在日米軍三沢基地」のなかで、もうひとつの目玉が
夏季限定で今年初めて三沢からミッションを実施したRQ-4Bグローバルホークです。
高高度無人偵察機RQ-4BはグアムのアンダーセンAFBに派遣されている
9RW/69RG Det.1(第9偵察航空団第69偵察航空群第1分遣隊)の所属機で、
グアムに配備されている3機のうち、2機が三沢に展開、台風シーズン中
天候の落ち着いた同地からのミッションを行ないました。

無人偵察機という最新鋭装備で、微妙な国際関係にある国の近くでもミッションを行なう
「スパイ機」とも呼べそうな航空機だけに、基地の中でもその格納庫へのアクセスは
許可された人間のみしかできず、入り口では銃で武装した警備兵がエスコートと
身分証明を厳重に確認したうえで、ようやく立ち入りが許可されます。

しかし三沢で担当しているのは実際には離着陸と機体の整備保守管理のみ、
ということもあるのでしょうか、運用しているパイロットやクルーはとてもきさくで、
また今回の取材中、日の出前の三沢を離陸してミッションに向かう機体の
エンジンスタートからテイクオフまでを、すべて取材させてもらうことができました。



まだ真っ暗な三沢基地エプロンで、RQ-4Bが静かにエンジンを始動します。

取材日は当初0300時ごろの離陸予定でしたが、機体にマイナートラブルが発見され
1時間近く遅れてタキシーアウト。



われわれはRQ-4Bのタキシングを支援するために並走するピックアップトラックに同乗し、
機体とともにタキシーウェイを進みます。
ピックアップトラックの運転手もRQ-4Bのパイロットで、運転しながら
無線機2つを使ってLRE(離着陸エレメント)内のパイロット、基地の管制官と
交信をかわしながらランウェイエンドまで進み、RQ-4Bは長いミッションへと
離陸していきました。



ちなみにRQ-4B 2機が格納されているハンガーの奥にLREが設置されており、その中で
パイロットが機体そのものをコントロールしていますが、そのLREのドアにも、
機体同様に「BB」のテイルコード(テイルではありませんが)とシリアルナンバーが
記入されています。



さすがにミッションの内容や目的地についてはいっさい教えてもらえませんでしたが、
それ以外のことに関しては、パイロットも機体の操縦方法を含めて、
とてもていねいに答えてくれました。取材への対応といい明るいパイロットたちといい、
取材前の厳しいセキュリティチェックからは想像もできない雰囲気に、
偵察部隊のイメージが少し変わったような気がします。

最後は少し華やかに。
今回の取材では、女性パイロットたちにも会いました。航空自衛隊ではまだ作戦機への
女性の搭乗は許可されていませんが、米軍には多くの女性ファイターパイロットが
活躍しており、35FWには4名が所属していました。



今月号の表紙を飾っているハムランド大尉。13FSのパイロットですが、取材時には
AEFに参加せず、三沢で訓練に参加していました。



シャロン大尉は13FSから35FW司令部に出向中のパイロット。旦那様もF-16パイロットで、
2児の母だそうです。



RQ-4Bのパイロットにも女性がいました。ローレン大尉は横田の374AWでC-130Hにも
乗っていた、輸送機出身のパイロット。同じ無人機でも、戦闘機出身者が多い
プレデターに対して、グローバルホークのパイロットは輸送機などから転換する人が
多いそうです。彼女は横田勤務で日本が好きになり、Det.1が三沢展開すると聞き
志願して三沢派遣隊に参加したそうです。        (神野)
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミス・ビードル号の小型モデルとF-2カレーを東京・中野で入手!

2014-10-24 18:35:22 | 告知&ニュース


今週末の土日(25、26日)、東京のJR中野駅北口の公共スペースで
「2014東北復興大祭典なかの」と「青森人の祭典」が同時開催され
ねぶたの運行や東北の歌や踊りの披露、特産品の販売などが行なわれますが
青森県の出店ブースに、普段は三沢市周辺でしか入手の難しい
飛行機ファン注目の商品が並ぶことが分かりましたのでお知らせします。



まず1つめは、昭和6年に世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功した
ミス・ビードル号の1/144モデル(開発・製造:プラッツ、協力:エフトイズ)。
実際の飛行時のように、脚装備状態と脚を投棄した状態を選べるようになっています。
通常700円のところ、嬉しいことに催事期間中は500円(税込)での販売です。



2つめは、航空自衛隊のレシピで作られた「三沢基地レトルトカレー」。
隊員に大人気の基地食堂カレーをもとに、試食を重ねて完成させた逸品
味付けは少し辛めの「ポーク中辛」。こちらも500円(通常630円)です。

開催期間:10月25日10:00~20:00(ねぶた運行:18:00~19:00)
       10月26日10:00~17:00(ねぶた運行:14:00~15:00)
参考webサイト:http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/category/playing/event/21831
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三沢のF-16部隊に密着

2014-10-24 11:50:28 | 編集部日記
現在発売中の『航空ファン』12月号の特集は「在日米軍三沢基地」。
7月から数回にわたって取材に赴き、ホストユニットであるF-16航空団
35FW(第35戦闘航空団)を中心に取材してきました。

ご存じのとおり35FWには13FS、14FSの2個飛行隊が配備されていますが、
取材時には13FSは中東地区でのAEF(航空宇宙遠征軍)展開に派遣されており、
三沢に残っていたのは航空団の約半数の勢力でした。

とはいっても、訓練のフライト数は相当なもの。ナイトフライトも含め、
一回のピリオドで7~8機が訓練に飛び立つこともあります。



また13EFSとして海外展開するのは飛行隊の全員、全機というわけではなく、
一部の隊員は三沢に残って任務に就いており、また航空機も一部は
三沢での訓練に参加していました(逆に14FSから供出されて中東に展開した
機体も数機あるようです)。

三沢といえば、航空自衛隊の第3航空団(第3飛行隊、第8飛行隊)がF-16の
姉妹機とも呼べる日米共同開発のF-2を運用しており、基地北側の
HAS(シェルター)エリアでは日米のバイパー(毒蛇のことですが、F-16の
ニックネームでもあり、F-2も「バイパーゼロ」などと呼ばれることも)が
入り乱れます。ですが、フライトのピリオドが日米でずらして設定されているうえ、
取材時の双方への配慮から(とくに自衛隊の取材では米軍機が写ることを制限されます)
日米のバイパーが一緒に写り込むチャンスは多くありません。





9月中旬に実施した取材の際には、35FWはナイトフライトが多い週で、
そうした訓練にも立ち会うことができました。
夜はパイロットがNVG(暗視ゴーグル)を使用することもあって、撮影時には
原則フラッシュも使用できませんし、露出や遅いシャッタースピードなど、
貴重な撮影チャンスではあっても過酷な撮影環境といえます。





真っ暗な滑走路からアフターバーナーを光らせて離陸していくF-16、
とてもカッコいいのですが、残念ながら写真では(私の腕では)それを
記録することはできませんでした。
以前にFCLPの取材で硫黄島に行った際にも、こうしたジレンマに悩まされました…。


さて、最後にご紹介するのはアメリカンなピックアップトラック(車種は
トヨタのハイラックスですが、北米仕様車です)。
空軍基地ではなぜかこの手のピックアップトラックの官用車をよく見かけます。
そしてこの車両は、35FW司令、ティム・サンドバル大佐の専用車。航空団司令まで
ピックアップを使うんですね。



前方のバンパーには大佐の階級章が掲示されており、荷台の横には司令を示す
「35FW/CC」の文字。ちなみに空軍では航空団司令や飛行隊長をCC、副司令や副隊長を
DCと表記します。海軍では航空団司令はCAG(Commander Air Group)、
隊長はCO(Commanding Officer)、副長はXO(Executive Officer)と呼びますが、
空軍でなぜCC、DCと訳すのかは、じつははっきりとは分かっていません。
きっとChief Commander、Deputy Commanderの略なのでは? と思っているのですが。
                                      (神野)

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー

2014年10月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

バックナンバー

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
毎月21日発行の月刊誌『航空ファン』、奇数月30日発行の『世界の傑作機』は共に文林堂の定期誌です。このブログでは、編集部による耳よりな情報を随時発信していきます!
  • RSS2.0