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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

今年もラプターが参加した横田基地友好祭

2010-08-30 16:35:32 | BLOG×記事
 8月22、23日の両日、米空軍横田基地で友好祭が開催されました。
連日好天に恵まれ、真夏の日差しと暑さの中13万人の方が訪れました。
展示機の並べられたエプロンは強烈な照り返しもあって気温以上に暑かったのですが、
航空写真ファンのみなさんはそんな暑さも気にせず早朝から熱心に撮影していました。



 詳細レポートは11月号でお伝えしますが、今年の目玉はなんと言っても
2年連続で参加した米空軍の最新戦闘機F-22Aラプターでしょう。
元々日本国内には配備されていない機体ですが、昨年も今年も運よく?)嘉手納基地へ
AEF展開中だったため実現したわけですが、今年はテイルコードからも分かる
とおりホロマンの49FW所属機が参加しました。
49FWといえばF-117Aステルス戦闘機を運用した唯一の航空団であることは有名ですが、
F-117Aの退役後傘下の7/8FS両飛行隊はF-22飛行隊として再編成されました。



 展示された機体にはよーくみると部隊インシグニアがペイントされていたのは
気づきましたでしょうか? インテイク側面にアウトラインのみで描かれた7FS
“SCREAMIN’ DEMONS”のインシグニアが確認できました。
ラプターはテイルコードとシリアル以外ほとんとマーキングがないため、
所属飛行隊の判別など、非常に苦労します。



 さて、ラプターといえば、昨年の友好祭では機体にトラブルがみつかり、
数週間のステイを余儀なくされたようですが、今年は8月25日に無事(?)嘉手納へ帰投したようです。
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ブルーインパルス&航空イベント情報

2010-08-26 02:09:08 | 航空イベント
先週末の8月22日、宮城県の航空自衛隊松島基地で航空祭が開催され、
その前日の21日にはブルーインパルス創設50周年記念式典が実施されました。
詳細は『航空ファン』の11月号と『ブルーインパルス50年の軌跡』(9月16日発売予定)を
ご覧いただくとして、ここでは少しだけこぼれ話などを。

21日の記念式典では、慰霊祭の中で慰霊飛行として6機のT-4が
ミッシングマンフォーメーションを行ないましたが、その前には地元東松島市矢本町の
東松島市夏祭りが実施され、ブルーインパルスが航過飛行を行ないました。



このお祭り、基地の北側を通る国道45号線の旧道、矢本町の商店街を通行止めにして
実施されるお祭りですが、毎年航空祭の前日に行なわれ、地元では
翌日の航空祭とあわせて「矢本航空祭」の名で親しまれているほど。道端には
出店が並び、パレードやイベントが夜まで続きます。



ブルーインパルスも地元への貢献として毎年フライトを行なっていますが、
じつはこのフライトがけっこう大変だとか。というのも、騒音などの対策から
普段はなるべく市街地上空は避けて飛ぶため、基地のすぐそばとはいえ、会場の上空は
ブルーにとってもあまり馴染みがありません。おまけに航過飛行の目印となる商店街は
旧国道ということで住宅地にまぎれて上空からは確認が困難。
でもその道沿いに飛ばなければいけないわけで、今年はとくに横風も強く、
商店街を確認してまっすぐアプローチできるポイントにつくのに苦労したそうです。

飛行場以外のイベントでは、いろいろな苦労があるんですね。

明けて翌22日の航空祭。総括班長井上3佐操縦のT-4ブルー予備機が
オープニングフライトに参加したのに続き、午前中は訓練飛行、午後は展示飛行と
ブルーインパルスは終日大忙しでしたが、その機体インテイク後方には予告どおり
50周年を記念した文字が入っていました。これも「詳しくは誌面で」と、ここでは
出し惜しみしてしまいますが、会場ではブルーのフライト直前まで、
T-4ブルーのライン直前を歩いて撮影できるウォークラインが設けられ、
ブルー目当てに正面に場所取りしている熱心なマニアや家族連れに気兼ねすることなく
T-4を撮影することができるようになっていました。



こうした試み、ぜひともほかの航空祭でも実施してほしいものですね。


さて、ついでと言ってはなんですが、次のブルー参加イベントは、9月19日の
三沢基地航空祭の1週間前、秋田県の白瀬南極探検隊100周年イベント
しらせ南極フェスタ」。秋田港で行なわれるこのイベントでは
9月11日にブルーが展示飛行を予定しており(10日には事前訓練飛行を予定)、
11、12日の両日で新砕氷艦(南極観測船)しらせの一般公開もあります。
秋田港にはセリオンと呼ばれる美しいタワーが立っていますが、これに昇って
ブルーを見るもよし、セリオンをバックにブルーとしらせを撮るもよし、
楽しみなイベントになりそうですね。
当日は、ブルーは松島からタンク装備でリモートショーを実施する予定です。


なお、ブルー関連といえば本ブログでもたびたび紹介している
『ブルーインパルス50年の軌跡』とのコラボレーション企画、バナプル制作の
50周年DVD『Blue is Blue ―The 50 years』ですが、
9月19日の航空自衛隊三沢基地航空祭にあわせて、青森県立三沢航空科学館で
試写会が行なわれるなど、各地での試写会が計画されているとのこと(くわしくはこちら)。
この作品については既報のとおり、ブルーインパルスファンはもちろん、
そうでない人にもぜひご覧いただき、華やかなブルーの歴史の裏に刻まれた
50年の重みを感じていただきたいと思いますが、その作品をまず体験するには、
こうした試写会はまたとないチャンスです(『Blue is Blue』のお求めはこちらから)。


最後に、航空イベント関連で日程の変更等があったもののお知らせ。弊社発行の
『エアショーガイド2010』や『航空ファン』で紹介したもののうち、比較的最近
日程変更が発表されたものをいくつか掲載しておきます。とくに目達原駐屯地は
10月号でも日程変更が間に合っていませんので、ご注意下さい。

岩国航空基地祭 9月19日(日)
徳島航空基地スカイフェスタ 9月25日(土)
小牧基地航空祭 9月26日(日)
目達原駐屯地創立記念行事 10月23日(土)
防衛大学校開校記念祭 11月20日(土)、21日(日)※21日ブルー展示飛行予定
那覇基地エアーフェスティバル 1月23日(日)



『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
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十和田湖の湖底から、67年前の旧陸軍機見つかる

2010-08-23 13:40:00 | 編集長日記
65回目の終戦の日を3日後に控えた8月12日、
緊急の記者会見が都内で開かれました。

その場で伝えられたのは青森県と秋田県に跨る十和田湖の湖底に、
なんと67年前に不時着水、直後に水没したとの記録や証言のある
旧日本陸軍の一式双発高等練習機と思われる機体があるのを確認したというニュースでした。



機体を発見したのは、十和田湖の湖底地形調査と水中植物の音響調査を
共同で行なっていた(株)ウインディーネットワーク海洋調査部と
東京大学生産技術研究所海中工学国際研究センターのチーム。

7月12日から約1ヵ月の予定で実施した音響測深機使っての調査のなかで、
戦時中に墜落したと伝えられる陸軍機の水没地点付近の湖底に
航空機らしき形状を音響画像で発見、
ビデオカメラによる映像から航空機と確認したということでした。



その後、機体の素性について、長年にわたって
十和田湖水没陸軍機の研究・調査を行なっていて著書もある
青森県立三沢航空科学館の大柳繁造館長らに協力を仰ぎ、
昭和18年9月27日に中湖(なかのうみ)に不時着水し、
3名の乗員とともに水没した一式双発高等練習機であるとほぼ断定されたのです。

この事故では1名の乗員が地元の人たちに救助されており、
そうした話しが語り継がれていたことも、機体の素性調査にひと役買ったようでした。
記者会見には青森や秋田からも多くの記者や関係者が出席しており、
地元の関心の高さを感じました。

しかし私が驚いたのは、発見したという事実よりも機体の状態。
腐食がなく全体が非常にきれいで、垂直尾翼のマークや日の丸がハッキリ視認でき、
機体の塗装も残っているほど当時の状態を保っていたことでした。

着水時の損傷が少なく、その後ゆっくり沈んだこと、
水深が300m以上(正確な水深は非公表)で微生物が少ないことがその理由とのこと。
湖底の沈殿物を巻き上げてしまうため、機体の内部や機首付近など
部分的にカメラが近づけない箇所もあったようですが、
動翼の羽布やキャノピーのガラス部分以外はほとんど無傷のようにも見えました。

本誌でもおなじみ、戦史研究家の渡辺洋二氏によれば、
垂直尾翼のマークは当時帯広を主基地とした陸軍飛行第38戦隊のもの。
百式司偵が主装備の部隊で、双練は訓練や連絡などの雑用に使われていたそうです。

また、地元の人間情報紙『夢追人』2010年4月号には当時の十和田湖小学校の日誌からとして、
搭乗員を救助した人々の話しや葬儀の様子が紹介されています。






PHOTO/(株)ウインディーネットワーク


さて、気になるのは今後のことです。
前述のように発見したチームの本来の目的は別にあり、それはすでに終了しています。

もともと地元には、この機体を引き上げて然るべき場所に展示しよう
とする動きがあったのですが、最大の問題はやはり費用。
一般への募金活動に加え、関係組織・団体、あるいは機体メーカーであった
立川飛行機の関係会社へも協力を依頼しているものの、
具体的なところまでは進んでいないようです。
さらに300mを超えると言われる水深での作業は、技術的にも困難なものになるでしょう。
そして、引き上げ後の修復作業も‥‥‥。

国が動き、キチンとした修復と展示が行なわれるのであれば、
私もヒコーキファンとして歓迎したいと思います。
しかし、このままの姿を維持させたいのであれば、
十和田湖の湖底が一番適しているようにも思えるのです。
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週末は横田&松島

2010-08-20 13:19:59 | 航空イベント
さて、今週末はいよいよ夏の2つの航空ビッグイベント。
東京の在日米空軍横田基地では21日、22日にフレンドシップフェスティバルが開かれ、
宮城県の航空自衛隊松島基地ではブルーインパルス50周年の年の地元航空祭が22日に
開催されます。






横田基地フレンドシップフェスティバルに関しては残念ながらなかなか情報が
入ってきませんが、どうやら今年は米韓合同演習の関係などもあり、
在韓米軍の参加機が少ないかもしれない、といった噂も。
嘉手納には49FWの機体に加え、演習の関係で限定的に1FW所属機まで展開中という
F-22Aですが、その演習の状況次第では、昨年に続いての展示が期待されるかも…。
しかしこればかりは、なんともいえないのが実情です…
(20日お昼の段階では、まだ飛来の情報は入っていません)。
さて、そして夜21時まで基地が開放され、一部の機体の夜景を狙えたりするのも
横田の楽しみ。日曜日(状況により土曜日になることもあり)の夜には
花火も打ち上げられるので、ヒコーキマニアでないお友達や彼氏、彼女と一緒に
行くのもいいかも! ライブやアメリカンフードの露店も楽しいですよ
(上の写真2枚は昨年の模様)。

※編集部追記
20日15時過ぎ、「HO」コードのF-22A 2機が横田に到着したとの最新情報が
入りました!!






そして松島基地航空祭。10月号の「ブルー、最高です!!」でも少し紹介しましたが、
発売日の関係で時間がギリギリなので一応こちらでも。
土曜日、21日には第4航空団主催で、部隊関係者やOB、協力者などを招いての
ブルーインパルス50周年記念式典が行なわれますが、これはあくまでも部内行事で、
フライトも1パスのみ(とはいえ、地元東松島のお祭りで上空を飛びますが)。
そして翌22日の航空祭では、今年も午前中は訓練飛行、午後は展示飛行として、
ブルーが2回のフライトを予定しています。また、今年は航空中央音楽隊が参加、
第4航空団にブルーが移動してきてからの2機種、T-2とT-4を展示したその前で、
ブルー50周年を記念して作曲された新しいブルーインパルスの曲を
生で演奏するとのこと。そして午後の展示飛行では、これまた初の試みとなる
生演奏でのウォークダウンが予定されているそうです。

そしてこれも10月号に書きましたが、航空祭では航空ファン編集部が
デザインを担当させていただいたブルー3世代の機体をあしらった記念パッチが、
自衛隊サポート連合会(JSDFS)の加盟店ブースで販売されるようです。
このほかにも航空ファン編集部オリジナルの2011年版カレンダー
(ブルー&空自航空機)や、各種のブルー50周年グッズもたくさん出るようなので、
ぜひとも売店エリアのチェックもお忘れなく。




そして松島基地航空祭のとっておきの情報。
50周年となったブルーインパルス、メンバーのパッチや帽子などでは
これまでも50周年を記念したものが出ていましたが、どうやら地元松島では、
T-4にもなんらかの記念マークが入れられるようです。どんなデザインなのか、
その後いつまでそのマークが維持されるか、詳しくは分からないのですが、
松島でぜひ、自分の目で確かめてみてくださいね。
そして、今年の9月には松島救難隊も創設50周年を迎えます。ということで、
松島救難隊にも記念塗装機が登場するようですが、噂によれば、このマーキングは
松島に近い石巻と縁の深い漫画家の、有名なキャラクターがモチーフに
なっているのだとか…。どんな塗装なのか、こちらも気になるところですね。


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厚木盆踊りと航空ファン10月号

2010-08-16 19:51:26 | 航空イベント


8月14日、お盆真っ只中の神奈川県米海軍厚木航空施設で、恒例の
アメリカンフェスティバル&盆踊りが開催されました。
イベントはバンドのライブや盆踊りのほか、さまざまな露店やゲームといった内容で、
USSジョージ・ワシントン(CVN-73)も出港中でしたが、一部部隊のグッズ販売や
ゲートガードと呼ばれる保存展示機の夜間撮影など、航空機ファンにも
楽しいイベントでした。

 

HSL-51は分遣隊がGWの戦闘群とともに洋上に出てはいますが、会場には
残っているメンバーがブースを出し、キティちゃんの被り物で盛り上げるなど、
子供から若い女性にまでアピール(笑)。ゲートガードの前第7艦隊司令官乗機、
UH-3Hも、暗いグラウンドの中でそのVIPヘリらしいピカピカの
機体をわずかに光らせていました。





そして現在、日本に唯一残っているF-14Aも、厚木では見ることができます。
現代のVFA-195塗装となってややアンバランスなイメージのA-4E(写真)や
VFA-27塗装のF-4Sも、考証にはやや疑問はあるものの、貴重な存在。
熱心に写真を撮っている、普通の盆踊りではあまり見かけないような
ファンも多かったように思います(笑)。



さて、そして航空ファンも、さっそくというかようやくというか、10月号が校了。



今月号では最近報道されたF-X関係の情報や、ファーンボロを機に日本メディアに対して
タイフーン関連ツアーを行なったBAEシステムズの話など、
空自の次期戦闘機の最新情報をお届けします。
そして表紙は、そのF-Xの配備まで、まだまだ現役でがんばっていくであろうF-4EJ改。
百里基地航空祭を盛り上げた、『ファントム無頼』バージョンの
ダンダラファントムです。こちらは8月21日の発売予定。いましばらくお待ち下さい。

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