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航空専門誌の文林堂『航空ファン』&『世界の傑作機』公式ブログ

10月22日

2012-10-22 16:26:48 | 編集長日記
今日は10月31日発売の『ブルーインパルス黒澤英介写真集』の校了日です。
いまようやく、最後のページの校正作業を終えました(下写真)。
今回はブルーカメラマンの黒澤さん初の写真集ということもあり、
印刷所には最近では珍しい本校正刷りを2回も出してもらいました。
経費の問題や時間的ロスを防ぐため、いまは校正紙はコピー形式の
簡略化されたものを1回だけ出して済ませるのが一般的なのですが、
今回は黒澤さんも編集部も、手間や経費は二の次にしようと決め、
どうにか今日、長期にわたった編集作業を終えることができたのです。
11月3日の入間基地航空祭の弊社ブースには黒澤さんも来店の予定で、
当日は直筆のサイン本もご用意しています。
A4判、176ページの大作です。ぜひ一度、手にとってご覧ください。

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Moto GP第15戦 日本グランプリにT-4飛来

2012-10-19 20:19:06 | 航空イベント
10月14日(日)に栃木県茂木町のツインリンクモテギで開催された、
二輪ロードレースの最高峰Moto GP日本グランプリのオープニングフライトに
百里基地から302SQのT-4 2機が飛来し、イベントに華を添えてくれました。
当ブログの掲載までにちょっと間があいてしまいましたが、
今回はその模様を紹介します。


サーキット南東方向から2機のT-4が進入。

Moto3、Moto2とレースが終わり、いよいよメインイベントのMoto GP。
しかし何故かそれまで快晴だった空模様が一転してどん曇りのイヤ~な雰囲気に。
それでもスケジュールどおりにプログラムは進み、
国家斉唱のあと少し間隔があいてしまいましたが、
サーキット南東側からT-4が進入してきました。
ちょっとタイミングが合わなかったのと、あらかじめ場内アナウンスがなく、
ほとんどのお客さんは気づいていなかったのが残念なところ。
でも逆に考えれば、それだけサプライズだったかもしれません。

2機のT-4はサーキット上空で北東側へ抜け、それぞれブレークしてターン、
1機はグランドスタンド正面に向けてパスし、もう1機は北西側から、
ギアを下ろしランディングライトを灯したダーティコンフィギュレーションで進入、
翼を上下に振りながらメインストレート上空を駆け抜けたときは、
観客席全体からどよめきが起こりました。
それで2機は帰ったのかと思いきや、こんどはグランドスタンド後方から
再び1機がパスするという大サービスぶり。
でも、そのときはすでにMoto GPマシンのエンジンに火が入って爆音が轟き、
観衆の目はそちらに釘付けに。ただひとり空を見上げていたのは私だけでした。

貴重な日曜日にモテギまで飛んでくれた302SQのパイロット4名の方々、
そして地上クルーの皆さんも、ありがとうございました。

過去にはフォーミュラニッポンの開幕戦で鈴鹿サーキット上空を
ブルーインパルスが飛んでおり、また同じモテギのイベントでも
インディジャパンではブルーや松島のF-2Bが飛んでいるのに、
それより上の国際格式レースであるMoto GPにはなぜ自衛隊機が
飛んでこないのだ、と嘆いておりましたが、これで溜飲が下がりました。

アメリカではこうした大規模イベントでのフライパスは定着しており、
今年のMoto GP第10戦アメリカGPではラグナセカ上空を
F/A-18 2機が(たぶんリムーアの所属機)、
また第11戦インディアナポリスGPには
A-10 2機(たぶんインディアナANG 122FW機)が飛来していました。
ちなみにアメリカではこうしたパスをフライオーバーと呼ぶそうです。

さぁ来年も、T-4でももちろん充分ですが、F-4かF-15かF-2なんかが来れば
嬉しいな~なんて期待してしまいます。
モビリティランドさん、航空自衛隊さん、よろしくお願いしますよ~!(ユ)


グランドスタンド上空を1機がパス。お客さんも大興奮。


マシンがスターティンググリッドにならぶメインストレート上空を
左右にロールしながらパス。けっこう低い。



ドゥカティのロッシは今年で見納め。


ゼッケン1番ストーナーの走りも今年で見納め。
右足首を骨折中のストーナー、
このあと後ろのドヴィチオーゾに抜かれてしまいました。



Moto GPワイルドカード参戦の唯一の日本人ライダー中須賀(21番)は
ヘイデンを突っつくも、惜しくも追い抜けず。



レースは中盤にレプソルホンダのペドロサが
ヤマハのロレンソを抜き、優勝。





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『航空ファン』12月号、普天間に配備されたオスプレイを再度特集

2012-10-18 14:16:58 | 告知&ニュース


表示月号の早い航空雑誌ですが、はやくも2012年最終号となる12月号が
10月20日(土)に書店に並びます(一部発売の遅れる地域もあります)。

今月の特集は、再度オスプレイ。政府の安全宣言を受けて岩国で確認試験飛行を開始、
議員や自治体関係者、マスコミなどに対する体験搭乗を実施した件や、
普天間への配備について見ていきます。配備のニュースが流れて以降、
「欠陥機&配備反対報道」が加熱の一途をたどったMV-22Bオスプレイですが、
今年発生した2件の事故の米側調査報告/日本独自の分析報告が出揃ったことで
日本政府が「安全宣言」、9月21日から飛行テストを開始し、ついに10月1日から
6日にかけて、12機のオスプレイは沖縄県の海兵隊普天間基地に移動、配備されました。
これまでも航空専門誌としての立場から冷静にこの機体の安全性(危険性)と
日本配備の意義などを発信し続けてきた『航空ファン』ですが、
9月27日に行なわれた国会議員や関係自治体関係者、専門家や一部報道陣らを対象にした
オスプレイ体験搭乗会にはメインライターの石川潤一氏が招待され、参加しました。
本号ではその搭乗リポートをお伝えし、国内初飛行から普天間移動までを写真で追うほか、
2件の事故調査報告・分析と配備問題の解説、テストパイロットの立場での考察などを
掲載して、オスプレイ問題を総括します。

このほかにもポートメッセなごやとセントレア中部国際空港を会場に行なわれた
JA2012―国際航空宇宙展については速報としてポートメッセ会場のパビリオンを中心に
リポート。また見島上空で行なわれているブルーインパルスの移動訓練同乗や
事故を乗り越えて開催されたアメリカ、リノのエアレース、
グリペン、ビゲン、ドラケンというスウェーデンの歴代サーブ戦闘機の空撮といった
カラートピックスを掲載、零戦の日本里帰り計画「零Reset」、
新哨戒機トピックとして米海軍P-8Aポセイドン初来日と海自P-1量産初号機初飛行の
ニュースなどもお届けします。




『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
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米海兵隊航空100周年パッチ発送開始

2012-10-17 13:41:27 | BLOG×記事


『航空ファン』10月号で実施した米海兵隊航空100周年記念パッチの試乗限定販売に
たくさんのご注文をいただき、ありがとうございました。

皆さんからの注文をとりまとめて発注していたパッチが昨日編集部に到着、
現在発送作業を進めている最中です。

地域や発送順の関係でタイムラグは生じるかもしれませんが、ご注文いただいた皆さんの
お手元にまもなく届く予定となっていますので、いましばらくお待ちください。
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JA2012、楽しめましたか?

2012-10-16 14:53:19 | BLOG×記事
皆さんは先週、10月9日から14日まで(パブリックデーは12日から)、愛知県の
ポートメッセなごや(ポートメッセ会場)とセントレア中部国際空港(セントレア会場)で
開催されたJA2012―国際航空宇宙展にはお出かけになりましたか?
 
編集部神野は編集作業や諸般の事情により14日最終日のセントレア会場だけの
訪問となってしまいましたが、出かけてきました。
4年に一度の日本唯一の国際航空トレードショーで、29年ぶりに飛行場を会場とした
イベントとなるため、とても楽しみにして出かけたのですが…

結果は残念ながら不満の残るものでした。

せっかくの飛行場でのイベントにもかかわらず、飛行展示はブルーインパルスのほかは
ヘリコプターが4機種のみと、4年前にパシフィコ横浜で開催されたときよりも
規模は小さく、地上展示機にも新鋭のB.787やA380、XC-2やXP-1、US-2といった
機体はまったくなく、また民間空港での開催のためか、F-2などの自衛隊戦闘機も
米軍の参加もありませんでした。
こうした地上展示、飛行展示の情報は直前情報としては流れていたのですが、
加えてブルーとともに目玉だと思われていたボーイングB.747LCFドリームリフターは
セントレア会場初日の12日のみの参加。海外からの興味深い参加機もなければ、
国内の最先端航空技術が詰まった新鋭機もないという、「国際」航空宇宙展の名称には
疑問の残る内容だったと言わざるをえません。

「お金を払って見に行くイベントじゃなかった」という声も聞こえましたが、
まあこれに関しては異論もあります。日本の場合、自衛隊の航空祭はすべて無料、
ヒコーキファンの皆さんは、エアショーはただで見られるという考えができていますが、
実際には航空機の運用には場所代も燃料代を含めた運用費も膨大にかかります。
民間主催のイベントであれば、非常に希少な機体1機だけを見るために、有料の
イベントを開催することもあるのですから。

しかし今回のイベント、内容そのものも前回から4年の間にもっと詰めて
自衛隊も各官庁も民間も協力し合うことで、内容の濃いものにできたはずですが、
最大の問題は「航空イベント」以前に「有料の興行」としての稚拙さにあったと思います。
とくにオーガナイズ、スタッフの対応には多くの不手際を感じました。
まずは会場そのもの。エプロンに設けられた第1会場、航空機展示場は、
空港施設内のため限られたスペースしか用意できず、かなり狭い印象ですが、
そのエリアを区切るプラスチック製のフェンスは高さ約1mほどのものが二重に設置され、
エリア外に置かれた地上展示機を撮影するためには非常にじゃまなうえ、子供たちでは
そのフェンスをクリアすることさえできず、エリア外の航空機は見えません。
おまけに仮設のためもし大勢が押し寄せたら倒れてしまいそうな危うさです。



会場エリアまでには、セキュリティゲートを通らなければなりませんが、その内側では
ジュースなど飲料の販売以外はなく、航空機展示場はFOD(異物吸入事故)防止のため
飲食は厳禁。購入した飲み物さえ、セキュリティゲートと会場の間のエリアで
飲んでしまわなくてはなりません。保安とFOD対策は当然必要なのですが、
こうしたことについて事前の案内がほとんどなく、入場後にそれが判明するのです
(三脚、脚立、傘の使用禁止についても同様です)。

第1会場のほかに、屋内展示、ブース、ブルーのサイン会会場などとなった第2会場が
設置されていたのですが、この第2会場に行ってしまうと、第1会場に戻るためには
一度外に出て、セキュリティゲートを通って再入場しなければなりません。
そのシステムについても第2会場に入るまでなんの案内もなく、再入場の際に
また30分以上並ばされて立腹する観客も少なくありませんでした。
そのほか会場スタッフの不案内や報道対応のいい加減さなども気になりました。

セキュリティゲートの外にはフードブースも用意されていますし、飛行場は
特別区域なのでさまざまな制限があることは充分理解できるのですが、会場のデザイン、
案内板の設置などで、もっと円滑に運営することは可能で、とくにフェンスについては
安全面からも、サービスの面からも大きな問題だと感じました。
「地方の青年会議所主催のイベントでももっと上手に運営する」と今回の運営を厳しく
批判する人もいましたが、4年後の国際航空宇宙展では必ず改善をお願いしたいものです。



と、厳しいことばかり書きましたが、会場では同業者の方、読者の方や自衛隊を含む
出展者の多くの方々と楽しくお話もできましたし、イベントとしても
国際空港でのアクロフライトを実現したブルーの展示飛行に、観客の大きな歓声や拍手が
沸いたり、盛り上がりもありました。



また低調な飛行展示のなか、海上保安庁、名古屋市消防局、陸上自衛隊といった
官庁のヘリが救難展示やホバリングデモでがんばってくれたのも印象的でした
(ユーロコプター社も民間として唯一、EC135のデモを見せてくれました)。



そしてこの日一番人気の地上展示機、第1航空団第31教育飛行隊のT-4の前には
こんな人も。



ブルーインパルス前5番機の井川広行3佐が観客へのサービスに努めていました。
スペシャルヘルメットにも注目してください。

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