表示月号の早い航空雑誌ですが、はやくも2012年最終号となる12月号が
10月20日(土)に書店に並びます(一部発売の遅れる地域もあります)。
今月の特集は、再度オスプレイ。政府の安全宣言を受けて岩国で確認試験飛行を開始、
議員や自治体関係者、マスコミなどに対する体験搭乗を実施した件や、
普天間への配備について見ていきます。配備のニュースが流れて以降、
「欠陥機&配備反対報道」が加熱の一途をたどったMV-22Bオスプレイですが、
今年発生した2件の事故の米側調査報告/日本独自の分析報告が出揃ったことで
日本政府が「安全宣言」、9月21日から飛行テストを開始し、ついに10月1日から
6日にかけて、12機のオスプレイは沖縄県の海兵隊普天間基地に移動、配備されました。
これまでも航空専門誌としての立場から冷静にこの機体の安全性(危険性)と
日本配備の意義などを発信し続けてきた『航空ファン』ですが、
9月27日に行なわれた国会議員や関係自治体関係者、専門家や一部報道陣らを対象にした
オスプレイ体験搭乗会にはメインライターの石川潤一氏が招待され、参加しました。
本号ではその搭乗リポートをお伝えし、国内初飛行から普天間移動までを写真で追うほか、
2件の事故調査報告・分析と配備問題の解説、テストパイロットの立場での考察などを
掲載して、オスプレイ問題を総括します。
このほかにもポートメッセなごやとセントレア中部国際空港を会場に行なわれた
JA2012―国際航空宇宙展については速報としてポートメッセ会場のパビリオンを中心に
リポート。また見島上空で行なわれているブルーインパルスの移動訓練同乗や
事故を乗り越えて開催されたアメリカ、リノのエアレース、
グリペン、ビゲン、ドラケンというスウェーデンの歴代サーブ戦闘機の空撮といった
カラートピックスを掲載、零戦の日本里帰り計画「零Reset」、
新哨戒機トピックとして米海軍P-8Aポセイドン初来日と海自P-1量産初号機初飛行の
ニュースなどもお届けします。
『航空ファン』、『世界の傑作機』など、
文林堂の本の情報はコチラから!
給料日には地元店の「スピットファイア」を加藤さんが買い占めるつもり?だそうです。
ビール通の諸先生はご存知だったかも知れませんが、ドイツビールに「メッサーシュミット」があったら面白いですね。
なお12月号にも「最新・中国航空・軍事トピック」を載せました。中国にまたも!新型戦闘機が登場しました。
これを見ると、中国の国家政策は以下の言葉に集約されます(論語より)。
由(よ)らしむべし知らしむべからず。
《「論語」泰伯から》人民を為政者の施政に従わせることはできるが、その道理を理解させることはむずかしい。転じて、為政者は人民を施政に従わせればよいのであり、その道理を人民にわからせる必要はない。(デジタル大辞泉の解説)
ぜひ『航空ファン』12月号を書店でお手にとってご高覧ください。写真が2コマ掲載されています。ステルス性能は当たり前となった現代の戦闘機です。