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トランプ大統領の新核戦略に、無批判に乗る安倍官邸でよいのか?

2018年02月04日 15時38分56秒 | 日記
 何かと物議をかもすトランプ大統領の発言だが、オバマ前大統領などが進めてきた、核廃絶を捨てると言い出した。

 この発言で、終末時計の針が一挙に進んでいる。

 トランプ大統領の発言は、どこまでが本心なのかゼスチャーなのかわからぬところがあり、世界の首脳たちも頭を悩ましていることだろう。

 ところが、わが日本の官邸は即座に、トランプ大統領に賛成と評価したのだ。

 戦後70年、平和外交を続けてきたというのに。もう何が何でも安倍政権はトランプ政権のポチでありたいのだろうか?

 やたらと北朝鮮の脅威を、政府と一体になって保守系メディアで宣伝するが、万一、事を構えた時には、米国が日本を助ける保証など何もないという現実を国民は知っているのだろうか?

 例えば米朝がとことん緊迫したとしても、米国が北朝鮮に先制攻撃は絶対に行わないだろう。 なぜか? 世界から米国への非難が集中するからだ。

 おそらく度重なる挑発に乗って北朝鮮がミサイルを発射するとしても、一挙に米国に打ち込むことはしないだろう。 まだ完全な技術開発が不明だからだ。

 万一戦争をするとすれば、同じ民族の韓国にはミサイルを発射せず、日本の米軍基地を攻撃するだろう。 その結果は日本そのものが大きな被害を受けてしまう。

 しかも、敵攻撃能力は北朝鮮のほうが、はるかに大きな能力を保持しているようだ。

 ただただ、米国の核の傘の下におりたいという日本政府の判断は、少々お粗末すぎるのではないか?

 ここはトランプ大統領の新核戦略に対して、「世界の平和維持のために、重大な懸念を持っている」という発言をするべきだろう。

 その発言を聞いた北朝鮮が、在日米軍基地攻撃は簡単にはできないだろう。 なぜか? 世界の非難が北朝鮮に向けられるからだ。

 河野外務大臣よ、あまりにも日本の外交戦略がお粗末なのではないか?




(天木直人のブログより貼り付け)

行き着くところまで来た米国の新核戦略という「人類の敵」
2018-02-04

 トランプの米国が2月2日、ついに「核なき世界」を放棄する新たな核戦略を発表した。
 その内容については事前に報じられていたから驚きはしないが、私が驚いたのは日本政府がこの方針を高く評価したことだ。

 すなわち河野太郎外相はすかさず談話を発表した。
 「わが国を含む同盟国に対する拡大抑止へのコミットメントを明確にした。このような方針を示した今回の核態勢見直し(NPR)を高く評価する」と。

 理解を示したのではない。
 評価したのだ。
 しかも「高く」評価したのだ。

 戦後70年以上続いた日本の平和外交をかなぐり捨てた瞬間だ。

 これほど大きな日本の外交・安保政策の転換であるにもかかわらず、それを批判する社説を掲げたのは朝日、毎日、東京と言ったいわゆるリベラル紙だけだ。
 紙面で取り上げられる批判的コメントは、いつもおなじみの左翼的政治家や評論家のものばかりだ。

 そうではない。
 一億総国民が、この安倍・河野コンビによる間違った外交・安全保障政策に反対の声をあげなくてはいけない。
 彼らには、戦後70年、日本国民が堅持して来た平和外交をここまで否定する権利など、どこにもない、と

 いまこそ自民党や公明党の中から、安倍政権を倒す動きが出て来なければいけない。
 そうでなければ日本は本当に危うい(了)

(貼り付け終わり)

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