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映画 沈黙ーサイレンスーを観てきました。

2017年01月27日 21時28分37秒 | 日記
 昨日、今上映中の”沈黙ーサイレンスー”を観てきました。

 江戸時代初期に、キリシタン禁制の長崎や五島に密航してまで、命を懸ける布教を行う若き神父と隠れキリシタンとして信仰に生きる農民、幕府の迫害や拷問を受ける信者たちがあまりにも責められる姿を見て、神父はとうとう棄教をしてしまう。

 改めて必死の思いで信仰に生きる姿には心打たれるが、どういう過酷な状況にもイエス様からの応答がない。沈黙に苦悩する姿が痛々しい。

 あの時代に比べれば、我々の今の信仰生活はなんと容易いものかと思ってしまう。

 しかし、世の中の生活や文化がいくら向上しても、精神的な豊かさを得られない。そこに宗教が補完する重要性があるのだろうけど、得てしてイスラム過激派のように、本質がゆがめられて、宗教が本来求めている人類愛から離れて、敵に立ち向かう道具として変質させられるところに、宗教関係者は気をつけるべきだろう。

 ただこの映画を見終わっての筆者の率直な印象は、かなり以前に観たイエスの生涯を映像化した”パッション”のほうが、もっと強烈な印象を受けた映画であったと思う。またキリスト教を知らない人々にも、イエスが十字架にかかるまでの生涯を知ると、キリスト教がここまで世界中に普及してきたことが認識できる映画であったと思う。

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