世界的にあらゆる分野で人口知能(AI)の開発進歩が進んでいるが、つい最近に中国国営のメディア「新華社通信」で、AIを利用したナウンサーが、今後実際の報道に利用されると発表された。
以前から緊急性や時間的制約が負担になるニュース報道のアナウンサーに、AIを利用したナウンサーが完成すると、放送の自由度が増すといわれていた。
日本のTVメディアでも、研究開発されていたようだが、最近の中国のAI 開発の速度はすさまじく、ほぼ人間がしゃべるような感じのAIアナウンサーが、実際のニュース番組で利用されるようになったようだ。
公開された動画を見ることができるが、本物のアナウンサーをモデルにしており、見た感じではかなり自然に見える。もう少し無駄な動きが入ったら、もっと本物の人間がしゃべっているように見えるかもしれない。
今後技術的な改良が加えられるのだろうが、いわゆるアンドロイド的な気味悪い人形の感情表現がよりリアルになることは時間の問題で、ニュース番組のアナウンサーは、深夜であろうが早朝であろうが関係なしに、AIアナウンサーに代替される可能性を筆者は予感したよ。
中国のAI開発のスピードはすさまじく、今後、思わぬ分野でAIの利用が発表されることで、後期高齢者に到達した筆者は。まだまだ好奇心を働かさなくてはと思う時代になったようだ。
(HUFFPOSTより貼り付け)
中国メディアでAIアナウンサーがデビュー 2018.11.08
中国の国営メディア「新華社通信」は11月7日、人工知能(AI)のアナウンサーをお披露目した。 公式サイトでも紹介している。 英語のニュースを読み上げているのだが、人間そっくりだ。
「みなさん、こんにちは、私は英語を話すAIキャスターです。 新華社通信に初めて登場します。
私の声と外見は、新華社通信に所属する本物のキャスターZhang Zhaoをモデルにしています。
メディア業界の発展には、継続的な革新と国際的な先進技術との深い統合が求められています。
文章が途切れずにシステムに入力されることで、私はあなたに情報を伝えるために、根気強く働きます。
私はあなたに、全く新しいニュース体験をもたらすことを楽しみにしています」
新華社通信は1月、人工知能をニュースに組み込み、ハイテクなニュースルームを構築すると発表した。 2017年10月にはビッグ・データやAI技術をニュース制作に投入する中国初のプラットフォーム「メディア・ブレイン」を発表しており、ニュースの発見から編集、配信、分析に至るまでまで、ニュース制作のあらゆる段階にAIを利用していくとしていた。
■日本のAIアナウンサー事情
TBSは10月、素材サイト「いらすとや」の素材を使った「いらすとキャスター」をスタート。テキストを自然な音声で読み上げているほか、内容とキャラクターの表情を連動させている。
日本テレビには2018年、アンドロイドアナウンサーの「アオイエリカ」が入社。 テキストを読み上げるだけでなく、コミュニケーションの可能性を探ることが目的で開発されており、大阪弁などの特訓を受けている様子が公開されている。
(貼り付け終わり)