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米国の中間選挙は、事前の予測通りに終わったが、、、

2018年11月08日 11時47分05秒 | 日記

 世界中で注目されていた米国の中間選挙が終わり、事前の予想通り上院は共和党、下院は民主党が奪取した。

 これからのトランプ大統領の政権運営に関して、各メディアはあーだこうだと予測している。

 筆者は今回の選挙で、大きく投票率が伸びたことに注目している。

 注目しているのは、何といっても若者や女性そして白人以外のマイノリティーの投票が増えたこと、政治に参加する人たちが増えたことだ。

 さすがにトランプ大統領の独善的な振る舞いに、アメリカ人としての危機感を感じていた人たちが多くなったのだろう。

 岩盤的な強固なトランプ支持層がけん引してきた政権に、ブレーキを掛けたいという気持ちの表れだろう。

 読売新聞の米選挙記事内で、「CNNによると、ニューヨーク州の下院14選挙区では、民主党予備選で党の重鎮を破り注目された新人候補のアレクサンドリア・オカシオコルテス氏(29)が当選確実に。 社会主義団体メンバーで、民主党内で台頭する急進左派系。 ほんの1年前まではレストランのウェートレスだったオカシオコルテス氏は来年1月、最年少の米連邦下院女性議員となる。」と報道している。

 筆者が一昨日このブログに書いたように、ブルーウエーブ運動が民主党内で、大きな流れを作り、女性や若者が活動した。 そして史上初といわれる数の女性議員やイスラムのマイノリティーの議員が、民主党候補として当選している。

 トランプの右派的行動に危機感を覚えた女性や若者が政治に参加した結果といえるだろう。

 米国メディアは、トランプからフェークニュースを流すだけだとこき下ろされてきたが、今後はこの選挙結果で、メディとしての主張も、より自信をもって行うだろう。

 アメリカは決して、トランプにより右寄りになっていた訳ではなかったのだ。ただ右と左の分断がより鮮明になり、すべて米国市民というアイデンティティーの確立までには、かなりの時間を要するかもしれない。