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日産 ゴーン会長の逮捕劇は、今後の自動車業界の激動を乗り越えるため必要だったのか?

2018年11月21日 10時43分52秒 | 日記

 日産自動車のゴーン会長の逮捕劇で、ニュース番組も株式市場も波乱が続いている。

 真相はだんだん明白になるようだが、ゴーン氏の強欲な性格に逮捕劇の大きな原因があるのだろうが、日産、ルノーの経営権問題が、からんでいるようで、日本の経営者陣がルノー派の経営陣を追い落とすため、強欲ゴーン氏の私服肥しの事実を公表して、会長職から追い落とす作戦に出たのが、今回の騒動の原因と思われる。

 ゴーン氏の強烈な経営手法で、日産自動車が倒産の危機からV 字回復をしたのも事実であり、世界的にも優秀な経営者として評価されていただけに、日産内部の反ゴーン氏の日本側経営陣の、今後の公式発表が批判を受けない形で評価されないと、一波乱ある可能性がないとは言えない。

 カリスマ的な剛腕経営者の手法には、経営立て直しがうまく進むときは高く評価されるが、いったん経営が順調な軌道に乗り出すと、集団指導体制のほうが日本では好まれるのだろう。

 日産が苦境に陥った時にはルノーとの提携で、ゴーン氏を迎え入れて助かったが、時代の変遷で今は、日産のほうがルノーより経営状態が良くなっているだけに、日産にとってはもはやゴーン氏の辣腕手法が、経営に支障をきたすと見ているのだろう。

 しかし自動車業界は、これからEV(電気自動車)化、AIによる自動運転化、自動車の個人所有からシェア化へと、いまだかってない大きな変化の時代を迎える。

 日産、ルノー、三菱自動車の三社の現在の世界シェは2位だといっても、より緊密に力を合わさないと、激動する自動車業界で生き残るのは難しいかもしれない。

 自動車生産のコスト切りつめや、生産能率向上などの手法は当然の経営手法であり、これからは全く新しい技術開発や、IT など他業種の技術や発想の導入が、何よりも必要な時代に突入したといえるだろう。

 そういう意味では、もはやゴーン氏のようなカリスマ経営者は必要ないという事なのだろうか?