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東芝フラッシュメモリー事業の、買収先に興味津々。

2017年04月19日 17時04分53秒 | 日記
 東芝が、原子力産業に注力し米国ウエスチングハウスを子会社化した結果、WHの関連会社などが巨大な赤字を発生し、その処理に東芝の本体を揺さぶっている。

 東芝の収益源であった、優秀なフラッシュメモリー部門まで売却を検討しているが、果たしてそのあとに残る事業で、東芝は経営していけるのだろうか?

 このフラッシュメモリー事業を買い取ろうと、海外各社が名乗りを挙げている。

 シャープを買い取った台湾の鴻海が、子会社にした日本企業であるシャープとともに、東芝の半導体部門を買い取ろうと意欲満々だ。

 筆者には、鴻海の戦略としては、シャープブランドの最大限の利用を考えているように見える。鴻海社内ではシャープ製品を徹底的に売り込めと、檄が飛んでいると聞く。

 日本人の知っていた、かってのシャープ。液晶TVでは評価されていたが、家電製品ではパナソニックや東芝、日立などと比べて、一段格下に見られていた企業であった。

 しかし、鴻海傘下になり、数年先になると、東芝のメモリー事業も手に入れるようになると、世界有数の企業に変身しているかもしれない。

 場合によっては、鴻海の社名を完全にシャープに替えるかもしれないと思うくらいだ。スマホの主要部品供給から、世界有数の組み立て能力を持つことになり、スマホのシェアにも変化がでるかもしれない。


(日本経済新聞 電子版より貼り付け)

東芝の半導体買収、シャープが参加も 鴻海の陣営に
2017/4/18

 東芝の半導体メモリー事業の売却を巡り、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が傘下のシャープを自陣営に参加させることを検討していることが18日分かった。鴻海は既に関係が深いソフトバンクグループに協力を要請。米アップルにも連携を打診したもようだ。中国や台湾企業への技術流出を懸念する声があるなか、日米の企業を巻き込んで状況を打開する狙い。

 鴻海は約3兆円の買収額を提示し、1次入札を通過したもよう。東芝は5月中旬に締め切る2次入札を経て優先交渉先を決める。鴻海側は国内の電機大手であるシャープを自陣営に参加させることで、東芝側との交渉をスムーズに進めたいとの狙いがあるようだ。具体的なスキームは今後詰める。

 シャープは主力の液晶パネルに加え、スマートフォン(スマホ)用のカメラ部品にも注力する方針だ。iPhone向けなどで強い東芝のメモリー事業が鴻海グループに加われば、取引拡大など相乗効果も期待できる。

(貼り付け終わり)