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やはり面白さでは「マルサの女」だと、改めて思いましたョ。

2013年09月27日 17時48分15秒 | 日記
 昨日「マルサの女」がYoutubeにアップロードされていると書きましたが、アップロードした人はインド人なのか、筆者には読めない文字の名前でした。

 海外のサーバーからの投稿映像であれば、著作権はどうなっているのか、ちょっと怪しく思いました。

 昨日「マルサの女」の方が面白いように筆者は思うと書いた責任上、再度「マルサの女」「マルサの女2」を改めて見直してみました。
 
 結論から言うと、筆者はやはり「マルサの女」に軍配を挙げました。

 勿論、創られた時代や内容も違いますから所詮好き好きの話です。マルサの場合は国税の特別監査部の活躍をテーマにした話なのですが、裏金を隠し税金逃れをあれこれと図る脱税者の摘発に当たる人達の話です。

 「半沢直樹」に出てくる同じ国税特別監査部の人間は、銀行の不正を暴くと言う仕事ですから基本は同じなのですが、見る立場を変えると監査部の人間が悪者のように書かれています。

 もっとも「半沢直樹」は、同じ銀行と言う組織内での上司部下の葛藤が、テーマのようではありますが。

 しかし筆者には、裏金を探し苦労するマルサの国税特別監査部の人達の方が、よりリアリティーを感じました。

 改めてマルサシリーズを視てみると、バブルが発生した頃の不動産業者、ラブホテル業者、銀行等の金融業者、金儲けの為の新興宗教家、暴力団関係者などなど、荒稼ぎをした人々を、伊丹十三監督は、実例を素材にして面白おかしく、しかし当時の世相を厳しくさらけ出しながら、少々エッチな場面も加味しつつ、映画を楽しいエンターテイメントに仕上げています。

 しかも、伊丹監督は小悪人で脱税の事しか考えていないように見える人間にも、ただ断罪するだけではなく、温かい人間性も持っているところを書き出しておられて、作品に奥深さも加味しており流石だと思いました。