ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

「どうせ拾った『鯉』?・・だぁ~も~の~~~~~」

2011-11-25 23:05:55 | Weblog

ときどき


気温が下がって,雪が降り始めた。
午前中レッスン。
午後から買い物。
夕方、お通夜。

アコーディオン協会の先輩方が,今年3人亡くなった。
元気な頃、皆、ニセコで合宿して,朝まで飲んで、演奏して,ホームへ慰問に行った
仲間だった。私は、一番?若手の方・・・・

「Annen-Polka」の優しいバージョンと「装飾音のための練習」を書いた。
装飾音もむやみにつけると嫌らしくなるけど、なかなか良いタイミングで入らない、
苦労している生徒さんも多い。

深夜のラジオで,日本の戦前戦後の流行歌を聞いている。
年代順のヒットソングだったり、作詞家・作曲家特集だったりする。
幼い頃から、流行歌は家の中で流れていたので,大体聞き覚えの曲が多いけど、
歌詞の内容が新鮮で「へ~~」そんなことを歌っていたのか・・・?と
暗闇の中で,ヘッドフォンを耳に押し当てている。

「お月さん・こんばんわ・・・・」暗くなるまで草っ原で遊び疲れ,帰り道、昇り来る大きな月に
頭を下げて,何度も何度も「お月さん・こんばんわ・・・」だけ歌っていたのを思い出す。
「どうせ拾った『鯉』?・・だぁ~も~の~~~~~」・・だった。
母親は三橋美智也が好きだったので、「おぼえているか~ぃ・こきょぉ~の~そらを~」
すり減ったドーナッツ盤を思い出す。

往年のスターが,白いアコーディオンを軽やかに抱えてステージに上がれば、
皆、「痺れて」しまったのだろう。
「俺も,金貯めて,アコーディオン買って・・・・」という世代の人々が・・・そろそろ・・・・・

ある意味「罪な楽器」なのかも知れない。

今の時代・・ボールが見えなくなるまで,毎日毎日、草っ原で、野球をしている少年たちがいるのだろうか?
「いつも、母親に叱られて、とぼとぼ・・・帰る」
特に・・・晩秋の頃・・直ぐ暗くなって寂しかった。


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