ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

昨年の今頃・・・

2011-11-08 05:52:13 | Weblog




薄暗い,冷たい朝だ。
街灯は、まだ光々と光を放ち、小林峠から吹き下ろす風が
身体の芯を冷やす。
時々、「タッタッタッタ~~」と駆け抜けるジョギングママのスポーツジャケットの
オレンジが目にしみ込んでくる。
今朝も,ヘリコプターが旋回している。
昨日の夕方、南沢小学校の集団『熊』下校を確認した。
朝方は町の角々に大人(交通指導員)が立って,子どもたちを守る。

昨日見た映画「木漏れ日の家で」・・・
ぼんくらな息子が、お隣さん(豪邸に住む,成金?若夫婦)に母の家を売っぱらってしまおうと企てた・・・
・・・・けど・・・・おばあさんは、地域の子どもたちの音楽倶楽部に、土地も家屋も寄贈した。
『地域の子どもたちの音楽倶楽部』という字幕に目を奪われる。
そう言えば映画の中で,週末になると朝から下手なモーツァルトを吹くラッパの音がしてた。
国々の制度は異なるが、今,私達に欠けているのはどうやって地域社会が・・・・
子どもたちを見守って行くプロジェクトは憶測として進んでいない気がする。

昨年の今頃・・・と言って、このブログの編集画面には、ご親切に画像がアップされている、
そう、鹿児島空港から九州を横断して宮崎空港までJAMBOハイヤーで旅行をしてたのだ。
主に小学校の独自な取り組み(英会話学習、ゴミへの取り組み・・・)を視察させていただいた。
地域の図書館もその一つだった。何処の町も、どれだけ「やる気」を「継続」させて行けるか・・
人が変わっても,基本的な方針はズレないで継続させて行けるか、
そのことに,並々ならぬ努力をされている。
持続力・継続力が問われる,現場に反して、国の上層部の方針がコロコロ変われば
子どもたちに良い影響が出るはずも無い、「こーしてあーしてそーしても」・・・
思い通りにならないのが今の私達の現実だとしたら、よほど長い目をもって忍耐強く
物事に当たらなければならないことは明白すぎる、常に10年先20年先の子どもたちの成長を
見て行かなければならない、『答え」を焦っては決してならないと思う。

少し陽が射して来た。
昨夜1曲だけ書いた,コーラスの楽譜を整理してニセコに走る。

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