ニセコ高原風だより

ニセコ高原のアコーディオン弾きがお送りする季節のおしらせ。

ポニーが「ヒヒン」と啼いたりしていた。

2010-11-16 07:11:09 | Weblog









家も、車も、道も、畑も、山も、里も、ぜ~~~んぶ真白になった。
来るべきものは、ついにやって来た・・・そんな朝。
気温は、氷点下2~3℃、風がないので、それほど寒くは感じない。

散歩の途中、小動物の足跡が、道路を横断してしっかり残っているので、
「ルゥ」は雪の中に鼻を突っ込んで、しっかりチェックしている。

今日は、午前中コーラスの練習、午後は洞爺湖まで出張レッスン、
レッスンで使えそうな、新しい曲を、何曲か書き始めている。
概ね優しいバージョンが多い、そして、生徒さんの年齢に寄っても
好みの曲は変わるけど、避けて通れない奏法上の訓練を兼ねる楽曲もあり
あまり難しくならないように心がけて書く。

道路除雪車もまだ、本格的には走らない、
早朝、新聞屋さんの轍の跡だけが、駐車場にくっきりと残っている。
明けたばかりの空は、鉛色の雲が東の空に遠のき、所々青空が顔を出した。
幾度と無く、このような朝を迎え、ピリリと引き締まった空気を胸一杯
吸って、朝の散歩に出る、昨日となにも変わらないのに・・・・。

少し、疲れたな?!
少し、ゆっくり出来たな?!
その日その日の心の有り様を思い浮かべて、
「まっ、なんとかやって行こう!!」と自分に言い聞かせる。
八方塞がりの場合が多いけど、できるだけ前向きに考えるようにする。

富良野では、この春から、日帰りのお客様は増加したけど、
滞在(宿泊)のお客様は減少した、と報じられている。
道の駅「拡大」バージョン、(まるしぇ)が功を奏したのか、
例年には無い賑わいを見せた様子だった。

リゾートという看板を上げ、宿泊客・滞在客の増加を目指すニセコ
という地域は、この後、余程、質の高いサービスや、アフタースキーを考え
また、自然体験、農場体験等、それらも質の高いプログラムを用意
して行かなければ、生き残れないだろう。そして、滞在型余暇の過ごし方
の中に、文化的?なアプローチもどんどん組み入れて行かなければ
本当の意味でのリゾートとは、別物に変容して行く恐れもある。
ただ、投資目的でどんどん不動産が動いたり、立ち止まったりしているけど、
ここらで、真剣に考えておかないと、
風が吹き抜けるゴーストタウンだけが残ることになる。

30年前のヒラフ界隈、夏・秋・初冬・・・って、
本当に人っこ一人歩かない、ゴーストタウンだった。
時々、ポニーが「ヒヒン」と啼いたりしていたけど・・・。
それはそれで、味のある風が吹いていたかもしれない・・・・。