草花探訪

季節の草花苗づくり

梅花見頃です

2017年03月01日 | 花の写真

昔の人は冬から春への時の流れの速さを「一月往ぬ 二月逃げる 三月去る」と言い表して

いますが、まさに実感です。つい先日、新年を迎えたと思ったのにもう三月です。

年齢を重ねた高齢男は「ぬれ落ち葉」と揶揄され、「亭主元気で留守が良い」と皮肉られたり。

私たち夫婦は同い年で、同じ職業で収入も同じでした。老後はあまり女房に迷惑をかけまいと、

朝・昼の食事の準備はほぼ4私が担当し、夜食などのスーパーへの買い物も、「白板」にメモ

られてある食品等を指示通り購入するのも私が分担と、私なりに努力をしています。

夫婦お互い好きなことを自分勝手にそれぞれ楽しんで、「亭主(女房)元気で留守が良い」を

実践してきたおかげでしょうか、この厳しい冬も風一つひかず3月を迎えました。

 

つい先日、久しぶりに夫婦そろって出かけました。と言ってもご近所の北野天満宮、

「梅花祭」のお茶を頂きましたのでぶらりと出かけました。ついでに梅苑に入って観梅と。

ご覧のように80歳の老夫婦、こんなデブでよぼよぼですが、昔はバリバリ・ぴちぴちした

体育教師だったのですよ。

出かけた25日は土曜日で北野天満宮の縁日ということもあって、大変な人出で混雑。

「野点茶会」の入場券(1500円)三千枚は午前中に完売、長蛇の列に並んで大テント

内の席にたどり着くまでに90分ほどかかるという大盛況でした。

私たちは午後1時半ごろに出かけ、それでも入場まで役30分かかりました。

テントの西側の一角でお茶がたてられていて。

たてられたお茶を茶席に運ぶためにその横で舞妓・芸妓さんたちが待機。

梅をバックにしたよい場所には畳席が準備、そこでいただくのには待ち時間が長い。

たてられたおうす数椀をお盆で運ぶ役の方、それを待ち受けて御茶席に配っていく

という流れ作業化、風情も何もあったものではありませんでした。

下の写真は私と女房の席に運んできてくれた舞妓さんです。

席についてお茶を頂いて立ち上がるまでわずか5分あまり。

席へ誘導したり混雑整理する係の人が顔見知りであったため、粘って写真を写す

ことためらって会場を後にしました。

わずかな時間でしたが隙を見つけて写した上七軒の舞妓さん二人。

下はお茶会に招かれていた他の花街の舞妓さんたち。

 

その後、女房を案内して「史跡御土居と梅苑の梅」を。

まずは展望台から眼下の紙屋川沿いの梅。

その逆で下から展望台を望んだ風景。

紙屋川沿いには枝垂れ梅がほころび始めていました。背景に鶯橋を入れて。

   

梅苑は観梅客でいっぱい。勿論外国人も多く外国語がやかましいほど飛び交って。

 

梅の花は日数をかけて咲き、日数をかけて散ります。それに遅咲き種の梅の木も

多くありますから、見ごろはこれからです。

それに雨の後、湿った空気感の時がお勧めです。湿り気を帯びた風が運ぶ梅の香、

雨露に濡れた花の写真も。