立冬が過ぎ、朝晩の冷え込みと小春日和の日差しとが入り交じった私の散歩コースの空気
は老人に生気をよみがえらせてくれます。
今週は晴天の日の午前中、街の秋色景色を楽しみ方々歩きましたので紹介します。
まずは北野神社界隈、参道横の並木道や東門のあたりは秋色に染まっていました。
木々の葉の色づき具合を眺め、朝の澄み切った空気を吸いながら落ち葉を踏みしめ歩くと
と、自然に背筋が伸びてきます。
北門をくぐり西へ足を進めると平野神社、さらに西へ立命館大の南側から等持院そして
竜安寺へ。
どこも紅葉の見ごろはこれからが本番といったところです。
自宅のすぐ横の「お土居の紅葉」の様子を少し詳しく紹介しておきます。
拝観受付入り口にある石碑の紅葉も、入ってすぐ横のお土居から本殿を眺めるあたりもかすかに
「色づき始め」といったところです。
紙屋川沿いの川を挟んで眺めるモミジ、そこから見上げたお土居の紅葉も写真のように青紅葉
がほとんどです。
今後、お土居のモミジの色づき具合の変化の様子を、毎週写真でお知らせする予定です。
さて、次に今週の花ですが、コスモスと並んで日本の秋を彩る代表の花「菊」です。
植物園で「菊花展」が開催されているので訪れました。
春の桜に対して日本の秋を象徴する花「菊」は桜とともに国花ですし、天皇家の家紋とされてる
ところからも、私はつい最近まで日本在来の植物と思っていました。
実際は平安時代に中国から渡来した外来の花で、日本で愛され花の大きさや形を重視して育種
が進み、現在では秋を代表する花になったと知って驚いているのです。
好みからいうと、子どもの頃に歌った唱歌の一節「きれいな野菊 うすむらさきよ」にあるように、
すぐ近くの原っぱに咲く野菊や、地植えされ毎年咲き続ける小菊に私は惹かれます。