草花探訪

季節の草花苗づくり

アヤメとカキツバタ

2013年05月15日 | 花の写真

この一週間の気温の乱高下には76歳の老人にはこたえました。最低気温が7.5度の日

もあれば最高気温が32.4度の日もあるのですから。

さて、今週の花は「母の日」にちなんでカーネーションにしたかったのですが、残念ながら

散歩コースではお目にかかれません。この花はどこのお宅でも鉢植えできれいにラッピング

されて部屋に飾られているのでしよう。

そのようなわけで今が旬の花、アヤメ(文目)とカキツバタ(杜若)の写真を撮ってきましたので

しょうかいします。

まずはアヤメです。散歩コースの竜安寺の鏡容池の淵に植えられています。 

池の淵に沈床が作られてそこに植えられているのですが、水中に生えているわけでは

ありません。よく「いずれがアヤメかカキツバタ」と言われる通り両者の区別は難しいです。

簡単に見分けるポイントは花弁の基のところです。アヤメは黄色い網目状の模様がある

のです。それに花色が濃い青紫色をしています。ちなみにカキツバタは花弁の基に白い

目型模様があり(下の写真)、花色もやや薄青紫色です。生育場所も湿原です。

カキツバタの群生地で、天然記念物にも指定されている上賀茂神社のすぐ東側にある

大田神社のカキツバタが見ごろです。14日(火)に言ったのですが多くの人でした。

鳥居近くの大田ノ沢には約2万5千株が群生しています。古くは平安時代の歌人

藤原俊成が一面の紫色を一途な恋心に例えて和歌に詠んだことで知られています。

来週は花ショウブを紹介する予定です。