今日の人形は貧乏神、これは
桂枝雀の落語「貧乏神」からとったものです。
https://www.youtube.com/watch?v=yjIe6tlBtTU
>貧乏神は良い神様 朝日新聞1月6日 ひととき欄より
米俵にのり、打ち出の小づちを持った大黒様。タイを小脇に抱 えた恵比寿様。お正月が近くなると、実家の床の間に飾られた木彫りの福の神だ。その人形は両親が亡くなるまで力を発揮することなく、ニコ ニコ顔で我が家に鎮座しておられた。みんなになでられて、ピカピカとつや光りして。
私は結婚して、和紙を使った人形を作る仕事についた。効き目 がなかった七福神は作らないぞと思っていた。でも貧乏神はどうかと、ふと思った。落語「貧乏神」で、桂枝雀が「きれいな夕焼けやなあ」と つぶやくシーンに、笑いながら胸打たれたではないか。
貧乏神も神の仲間である。「きっとその貧乏には意味がある。 恐れることはない、私がそれを引き受けちゃる」と言っているのではないか。貧乏神っていい神様と思えてきた。
結局、私が作った貧乏神の張り子の人形は売れず、ビを丸で 囲った印をつけた前掛けをかけ、仕事場の棚の上にニコニコ顔で立っておられる。見るとなんだか幸福な気持ちになる。今年も私なりに頑張ろ う、この神様が見ていてくれる、そんな風に思える。
しかし、待てよ、この貧乏神、夫に似てないか?
東京都小平市 伊藤絹子 人形制作 62歳(3年前の話です) <
家内は黙っていようと思ったようですが、友人がメールで知らせ てきたのでばれました。
面白い文章なので転載しました。
家内は最近お地蔵さまも作るようになりました。
家内は最近お地蔵さまも作るようになりました。
歳を取ってくると仏様の世界が近くなってくるせいでしょうか。
初めのころはもっぱら子供の人形を作っていました。
子供を育てながら人形を作っていたのでその時に応じていたのでしょう。
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