竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

被災地支援活動の変化 その2 魅力的な若者達。

2012-08-28 16:56:55 | エコクラフトの籠編み
18日の下壷仮設にも19日の長部にも、ボランティアの学生さんが助手として参加しました。学生達は夏休み中でかなり長期に遠野に滞在しています。
出発前に前もって作り方の要点を教えるので、ちょっと大変なのですが、参加した人はみんなかご編みに興味を示すので、これもまた自分の仕事の内と思っています。下壷は二人参加で、そのうちの一人が長部にも参加しました。

遠野猿が石川
 
彼は日本人ですが両親と共にアメリカにわたり、自分もアメリカの大学に在学して情報工学を勉強中、今年は短期留学で慶応で勉強し、9月になればアメリカに戻り、将来は大学院に進み、人工知能の勉強をしたいと言っています。

カッパ淵 早朝はいつも静かです。

最先端の科学を勉強する人に、かご編みという人類最古の技能を教えるわけです。現場でやるかご編みはそれ程難しいものではありませんが、かご編みには随所にしっかり練習しなければ出来ない部分があります。

タカキビ(コーリャン)と蕎麦の花
 
長部ではこれが最後の授業になるかもしれないので、最終の縁作りと持ち手作りも彼に教えなければなりませんでした。これが初めてだと大変ですがなんとかこなしたようです。彼もかご編みに興味をそそられたようで、アメリカに行っても周囲の人に教えたいようでした。でもテープの送料がどうなのか、問題は山積みです。
 
ホップ畑

20日は大槌町のカフェ隊に参加し、21日は大船渡のカフェ隊に参加しました。どちらにも他のボランティアが参加したので、前もってかごの講習を行いました。

オニグルミ

現場ではかご編みが好評で、他でも希望する集会所があるようです。大槌町では私が東京へ戻る翌日に、スタッフだけでかご編みの講習会をやるというので、大慌てで夜10時の夜行バスに乗るまえに、8時からスタッフの講習会をやりました。大船渡のスタッフも参加しました。私がいなくなってもかご作りが続けられれば最高です。
 
キツリフネ

来月は17日と18日が陸前高田、19日と20日が大槌か大船渡という日程になります。スタッフでかご作りをやった大槌町はうまく行ったようです。
 
大槌町の海岸にあるヒョッコリヒョウタン島のモデルになった島

15、16日は遠野祭りで鹿踊りも見られるようなので、一日早く行くことになりそうです。遠野に行く最後の機会に祭りがあるのも不思議な縁ですね。