竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

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被災地でのクラフトテープの籠作り、10月15日、学生ボランティア

2011-10-22 11:59:04 | エコクラフトの籠編み

10月15日、今日は小雨模様。

昨日の長部の活動しか予定していなかったので、
担当の本多さんに、今日働ける場所を紹介してくれるようお願いしていました。
 
今日は大槌町の仮設住宅にカフェ隊の一員として行く事になりました。
仮設住宅に住んでいる人たちのコミュニケーション促進のために、
コーヒーやお茶を出してお話の場を設ける活動です。

 
今日の仮設住宅には集会所が無く、テントを張りました。
活動はお昼が済んでから3時ごろまでです。
メンバーは隊長の女性山本さんと、神奈川大学の学生(男二人に女一人)でした。
それに地元の社協の人が加わりました。
社協の人が各戸をまわり、たちまち人が集まりました。
 
テントの机はすぐいっぱいになり、籠作りを始めました。
途中で話もしますが、すぐ籠編みに夢中になってしまいます。
二組で12人ほどの人に籠を編んでもらいました。

 
学生達はいろいろ手伝ってくれます。
子供達の相手をするには学生達にはかないません。
学生時代に災害ボランティアを体験するのはいいことです。
大学によっては授業の単位に認めているようです。
 
8月に山元町に行ったときは青山学院の学生達と一緒でした。
その中に一人とても目立つ女子学生がいました。
父親はイタリア系アメリカ人、母親は日本人で、両親とも牧師です。
子供達も数が多く、家が貧乏なので働きながら夜間学部に通っています。
将来は大学院で19世紀の女性の立場について研究したいと言っていました。
 
ジェイン・オースティンの小説が好き、とか女優ではキーラ・ナイトレイ、
グィネス・パルトロウが好きとか、私と同じ好みなのでいろいろ話しました。
彼女は他の3人の学生達に比べてはるかに大人でした。
コミュニケーション能力も人間性も豊かで、足湯では大活躍していました。
外人風の顔立ちをしていることはこういう場ではかえってプラスになります。
卒業しても彼女は実社会の中でいい仕事をしていくでしょう。
写真は山元町での仮設での足湯の終わり。
子供達が見送りに来ています。
 
ボランティア活動の中で男女様々な人々と出会います。
私と同年輩の人もいますし、若い人もいます。
みんな同じ作業をしているので年齢も関係なくなります。
多くの人との出会いがボランティア活動の楽しみだし、
一度やると繰り返しやりたくなります。
 
現在遠野に来る個人ボランティアは減ってきています。
ボランティアは特別なことではありません。
無理なことはしませんし、仲間達と様々な語らいがあります。
健康で暇のある人達には参加することをお勧めします。
今回少し長ったらしく書いているのは、
実際の状況を分かってもらうためでした。
 

 



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