翌日早朝ホテルを出て10キロほど試走してみる。
風が強い、え?こんな風の中を100キロ走るの?ちょっと不安になる。
朝食後ホテルで自転車を借りて、近くの砂山ビーチに行く。
観光地の一つで変わった岩がある。
土産物屋の近くで若い夫婦が貝細工を売っていた。手製のもののようだ。
二人ともこの島が気に入って本土から移住したという。
ただ昨年秋以来の不況で、
みんな航空運賃が安くなった台湾や韓国に行くので、
宮古島の観光客が激減している、と言う。
携帯用の小さなストラップを買う。
午後は平良港からフェリーで近くの伊良部島に行く。
現在島に渡る橋を建設中。
夏になれば島にあるビーチ目指して若者達で賑わうのだが、
シーズンオフの今は客も少ない。
船の着いた佐良浜港に近い海岸の、
断崖を下ったところにある昔の井戸を見に行った。
サバ沖井戸(サバウッガー)という。
昭和41年簡易水道が設置されるまで、
佐良浜の女性達は日に3~4回、
120段近い石段を頭に桶を乗せて上り下りしたという。
岩手県にいた私の幼い頃も、毎朝母が共同井戸まで水を汲みに行っていた。
それも釣瓶井戸、釣瓶を井戸に落とす時のボチャンという音が、
今も耳に残っている。
島には平地が少なく、急斜面に家が並んでいる。
車が入れない道が多い。あちこち細い道を歩き回る。
島で驚いたのは墓地の立派さだ。
なんとなく立派さを競い合っている感じがする。
家々も鉄筋コンクリート二階建てがほとんど、神社も立派である。
神社は御嶽(うたき)と言って小さな祠だったはずだが。
ここは観光で潤う島、昔からの習慣がどんどん変わって行っているようだ。
夜はクーポン券を使って、中華料理を食べる。
何回行っても良いですね。