竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

高校の同窓会。

2015-02-07 19:44:20 | 日記

先週の土曜日の夜、新宿で高校の同窓会がありました。
といっても自分が卒業した高校の同窓会ではなくて、
40年前に教えていた高校のクラスの同窓会です。

同窓会は5時からでしたので、せっかく都内に出るのだからと、
都美術館でやっていた「新印象派」展を見に行きました。
スーラ、シニャックらの作品が中心で、点描画法を突き詰めて言った画家たちが中心です。
その初期にはモネやピサロも加わっていました。



100点ほど展示されていて充実した展観でした。


1月前半の東京散歩目黒編では庭園美術館のアールデコと新古典派の絵画を見ました。
東京には美術館が沢山あるので、出かけるたびに見るのは楽しみで寸。

同窓会は10年ぶりということでした。
私も前回出させていただきました。
はじめは面食らいましたがしばらく話しているとみな昔の顔がよみがえってきます。
その高校、日本学園高校では勤めたときにすぐ一年生の担任を持たされ、
そのクラスがそのまま3年まで持ち上がりになりました。

そして私は生徒たちの卒業と同時に務めをやめて、島根県に行きました。
そんな変な先生だったので、生徒たちの印象に残っているのでしょう。



生徒たちと話しているうちに歳の差を感じなくなります。
57歳、定年が近い人もいるし、孫がいる人もいます。
病気を抱えている人もいます。
バブルがはじけた時代を潜り抜けてきているので、
皆さんそれぞれ苦労をしています。



先生と生徒という関係がなくなれば71歳の男と57歳の男、
まったく対等の人間同士、でも生徒たちの優しさにうたれました。
老体をいたわる気持ちもあるのでしょう。

こういう繋がりがあることは嬉しいことでした。