竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

秩父巡礼 その1

2013-03-20 11:11:06 | 日記
16日の土曜日、従兄と一緒に秩父巡礼に行って来ました。
暖かくて天気もよく、絶好のハイキング日和です。
 
秩父巡礼が始まったのは室町時代末期だそうです。
鎌倉時代に西国三十三箇所巡礼坂東三十三箇所巡礼が始まり、
少し遅れて秩父でも始まり、江戸時代を通じて巡礼が盛んになったようです。
全体で百観音の巡礼にするために秩父だけ三十四箇所巡礼にしたとか。
 
一番札所は四萬部寺(しまぶじ)、西武秩父鉄道和銅黒谷駅から歩いて40分ほど、
ここで納経帳その他を買うことが出来ます。
 

ここから二番札所の真福寺へは山道になります。かなり急な杉山を通る道で、山の中腹にあります。お寺の周りの紅梅が満開でした。


納経所は山のふもとの光明寺にあります。秩父の観音霊場ではこのように山の中や畑の中にある霊場では、住職の住む本寺は別なこともあるようです。

 
二番札所から三番に向かう途中に秩父茶屋という店があったのでそこで昼食にしました。古い民家を改造した店で、秩父名物の蕎麦が中心メニューです。蕎麦の味はいまいちでしたが、その他のおかずは何種類もあってとてもきれいで美味しかった。

 
三番札所は常泉寺、ここにはとても凝った観音堂があります。
この辺の道には梅が満開だったりタンポポやホトケノザが咲いていたり、気持ちのいい散歩道です。

 

四番札所は金昌寺、仁王門に大きな草鞋が掛けられており、境内には1319体の石仏があります。これは1783年浅間山の大噴火による飢饉から立ち直った後、当時の住職が1000体石仏の安置を発願したことによります。7年後に成就しその後も信者の寄進が続いたとか。

 
5番札所は語歌堂(ごかのどう)、ここは観音堂を作った長興寺の檀徒本間孫八が、和歌の道に暗いことを憂い堂にこもって歌道を学び祈念した、、ある夜旅僧が現れて徹夜して歌道の奥義を談じ合ったという。そこからこの名前が生まれたといいます。納経所は少し離れた本寺の長興寺にあります。ここの仁王門の仁王様はカラフルで面白いので写真にといりました。

 
6番札所卜雲寺と7番札所法長寺に行く道は田園風景の中を行くいい道だったようですが、間違えて自動車道路を通り、少し遠回りをしました。この辺まで来るとかなり疲れます。予定は9番まで行く予定を変更し近くの横瀬駅から西武池袋線に乗って帰りました。今日歩いたところは10キロ、でも石段を上がり下がりしたり山道を登ったりで、きつい10キロでした。
 
途中でジョギングしながら巡礼している人に会いました。全体で100キロだそうで、途中で一泊すれば2日で回れるかもしれません。でもここに来て急いで回っても仕方がありません。のんびり江戸時代の香りを楽しみながら歩くのがいいですね