惣菜でも買おうかと、駅ビルに入ったついでに、
いつもの習慣で書店の囲碁将棋コーナーに立ち寄ったら、
日本棋院から「秀策 極みの一手」という本が出ているのをみつけた。
著者は高木祥一プロ。
まえがきによると週刊碁で連載していた
「本因坊秀策 不滅の譜」全52回のうち、
30局を精選して加筆修正の上、単行本化したもの。
本因坊秀策は言わずとして知れた幕末の棋聖。
今なら「ヒカルの碁」の佐為が最初に憑依した棋士
といった方が通りがいいかもしれない。
その秀策の棋譜から、彼の凄みが出た局面を取り上げ、
詳解するというのが本書のコンセプト。
高木プロは難しい内容でもアマチュア向けにレベルを落としたりすることがなく、
丁寧に丁寧に解説してくれるので、著書にまずハズレがない棋士。
本書でも、まえがきで高木プロ自身が述べているように、
「一見平易に打っているようにみえるので、その凄みを説明するのが難しい」秀策の強さを
豊富な図と、対局心理まで踏み込んだ「読ませる文章」を使って読者に伝えている。
他の棋書に比べて文章量が多いのが特徴。
試しに秀策14歳の時の最初のテーマを読んだが、
「うーん」と唸ってしまった。
1テーマ辺りの解説に多くのページを割いているので、
その分、連載時からテーマを削らざるを得なくなったのは仕方ないところか。
内容が良さそうなので連載分全部を読みたいという気持ちも出てきたが。
最初手に取ったときは、一瞬、
「あぁ…局面図までの手順だけか…」
とガッカリしたが、よく読むと巻末に
掲載局の総譜が2譜割で掲載されていたので一安心。
ざっと眺めた感じでは値段も他の棋書に比べて安いし、
いずれは買うことになりそうだ。
いつもの習慣で書店の囲碁将棋コーナーに立ち寄ったら、
日本棋院から「秀策 極みの一手」という本が出ているのをみつけた。
著者は高木祥一プロ。
まえがきによると週刊碁で連載していた
「本因坊秀策 不滅の譜」全52回のうち、
30局を精選して加筆修正の上、単行本化したもの。
本因坊秀策は言わずとして知れた幕末の棋聖。
今なら「ヒカルの碁」の佐為が最初に憑依した棋士
といった方が通りがいいかもしれない。
その秀策の棋譜から、彼の凄みが出た局面を取り上げ、
詳解するというのが本書のコンセプト。
高木プロは難しい内容でもアマチュア向けにレベルを落としたりすることがなく、
丁寧に丁寧に解説してくれるので、著書にまずハズレがない棋士。
本書でも、まえがきで高木プロ自身が述べているように、
「一見平易に打っているようにみえるので、その凄みを説明するのが難しい」秀策の強さを
豊富な図と、対局心理まで踏み込んだ「読ませる文章」を使って読者に伝えている。
他の棋書に比べて文章量が多いのが特徴。
試しに秀策14歳の時の最初のテーマを読んだが、
「うーん」と唸ってしまった。
1テーマ辺りの解説に多くのページを割いているので、
その分、連載時からテーマを削らざるを得なくなったのは仕方ないところか。
内容が良さそうなので連載分全部を読みたいという気持ちも出てきたが。
最初手に取ったときは、一瞬、
「あぁ…局面図までの手順だけか…」
とガッカリしたが、よく読むと巻末に
掲載局の総譜が2譜割で掲載されていたので一安心。
ざっと眺めた感じでは値段も他の棋書に比べて安いし、
いずれは買うことになりそうだ。