「囲碁の日」なので将棋の流れをぶった切って、
1/2に放送された「新春お好み囲碁対局」の感想。
今年はNHK囲碁トーナメントに女流棋士が参加して30周年ということで、
対局者に鈴木歩プロ、奥田あやプロ、向井千瑛プロ、万波奈穂プロ。
解説に梅沢由香里プロ、聞き手に中島美絵子プロ、秒読みに下坂美織プロという
まさに「女だらけの囲碁対局」…と書くと何だか…(苦笑)。
対局者は振袖姿で対局。
結論から先に述べるとやはり華やかで、まさに「こいつぁ春から」。
新春の対局はやっぱりこうでないとということで、
来年も似た形式でお願いします(笑)。
持ち時間3分+秒読み10秒という形式も、スピーディで飽きさせない。
私ぐらいの棋力には十分鑑賞に値する内容だ。
また身重の由香里先生に配慮して座っての解説。
結果、やや小ぶりの大盤(ややこしい)を使いながら、
カメラを覗き込むような格好になったが、
これも中島美絵子プロも並べやすそうで悪くなかったように思う。
ここまでは良し。
以下、超ネタバレ。
ただオープニングの映像でいきなり
決勝進出者がわかってしまったのには愕然。
「私の目の錯覚だよね」「何かの間違いだよね」
「敗者復活とか3位決定戦があるよね」と心を奮い立たせ、
棋譜をmultigoに打ち込みながら、じっくり観戦したが
ドキドキする場所が違うのは否めなかった。
「ディレクターのバ○ぁー!」「そりゃないだろぉ!」
第1局目は「GO!ランキング」不動の1位(ハイハィ)の歩様と、
「GO!ランキング」7位ぐらい(をぃ)のあやちゃんの対局。
やや白番のあやちゃんが地を稼ぎながら攻勢にも立って
有利とみていた局面で由香里先生から「教えタイム」のコール。
対局者を解説室に呼び、現局面をどう考えているのか聞いてみるコーナーだ。
意外や歩様はこの局面、白が薄く黒が「攻めている」という認識だった。
よって黒Aの辺りに構えて攻めを続けたい。
右上はBと打つのが普通だが黒Cなどもあると考えているとのこと。
実戦は黒B白Dの後、言葉の通り黒Aと構え、
デギリから中央の三子を切り離して攻勢に立った。
短い時間での冷静な形勢判断力である。
局面進んでここらであやちゃんの「教えタイム」。
やはりあやちゃんもやりそこなったという認識だったが、
とりあえず白Aとツケて、左下の白を安定させ辛抱するという作戦を披露。
しかし右上で物凄いエグりを喰らい、その作戦も風前の灯火。
最後の勝負手!ということで白1から白5と打ち、
下辺の大石捕獲に全てを託したが…。
ここで歩様が死活を間違えた!
黒4を打つところでコメカミに指を当て、
首を振って困った様子だったので、まさかとは思ったのだけれど…。
実戦は黒1から打ってみたものの下辺で眼を作れず、
仕方なく黒17で2眼を作って、黒△の大石を見捨てることになってしまった。
局後、由香里先生から参考図黒1と打って、黒7がキキ、
黒11までで1眼作れるのではというお姉さまらしい指摘。
死活の基礎手筋ともいえ、歩様ならまず逃しそうにない手順だが、
これも10秒碁の恐ろしさか…。
実戦の黒△を取られては、由香里先生曰く
「さすがに逆転したのでは」
というところで、何と「残りの手順はhttp://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/で」
というテロップ…って、をーい!
そしてなんと結果は黒白の半目勝ち!
オープニングの悪夢が現実に!
「ロベルトぉー!」(大空翼くん風に)
そして再び「ディレクターの○カぁー!」「どんだけー!」
勝敗がわかったのを差っぴいても、半目勝負なんてみんな、
残りの手順テレビで見てドキドキしたかったよね?
全く構成の拙さにガッカリである。
1/2に放送された「新春お好み囲碁対局」の感想。
今年はNHK囲碁トーナメントに女流棋士が参加して30周年ということで、
対局者に鈴木歩プロ、奥田あやプロ、向井千瑛プロ、万波奈穂プロ。
解説に梅沢由香里プロ、聞き手に中島美絵子プロ、秒読みに下坂美織プロという
まさに「女だらけの囲碁対局」…と書くと何だか…(苦笑)。
対局者は振袖姿で対局。
結論から先に述べるとやはり華やかで、まさに「こいつぁ春から」。
新春の対局はやっぱりこうでないとということで、
来年も似た形式でお願いします(笑)。
持ち時間3分+秒読み10秒という形式も、スピーディで飽きさせない。
私ぐらいの棋力には十分鑑賞に値する内容だ。
また身重の由香里先生に配慮して座っての解説。
結果、やや小ぶりの大盤(ややこしい)を使いながら、
カメラを覗き込むような格好になったが、
これも中島美絵子プロも並べやすそうで悪くなかったように思う。
ここまでは良し。
以下、超ネタバレ。
ただオープニングの映像でいきなり
決勝進出者がわかってしまったのには愕然。
「私の目の錯覚だよね」「何かの間違いだよね」
「敗者復活とか3位決定戦があるよね」と心を奮い立たせ、
棋譜をmultigoに打ち込みながら、じっくり観戦したが
ドキドキする場所が違うのは否めなかった。
「ディレクターのバ○ぁー!」「そりゃないだろぉ!」
第1局目は「GO!ランキング」不動の1位(ハイハィ)の歩様と、
「GO!ランキング」7位ぐらい(をぃ)のあやちゃんの対局。
やや白番のあやちゃんが地を稼ぎながら攻勢にも立って
有利とみていた局面で由香里先生から「教えタイム」のコール。
対局者を解説室に呼び、現局面をどう考えているのか聞いてみるコーナーだ。
意外や歩様はこの局面、白が薄く黒が「攻めている」という認識だった。
よって黒Aの辺りに構えて攻めを続けたい。
右上はBと打つのが普通だが黒Cなどもあると考えているとのこと。
実戦は黒B白Dの後、言葉の通り黒Aと構え、
デギリから中央の三子を切り離して攻勢に立った。
短い時間での冷静な形勢判断力である。
局面進んでここらであやちゃんの「教えタイム」。
やはりあやちゃんもやりそこなったという認識だったが、
とりあえず白Aとツケて、左下の白を安定させ辛抱するという作戦を披露。
しかし右上で物凄いエグりを喰らい、その作戦も風前の灯火。
最後の勝負手!ということで白1から白5と打ち、
下辺の大石捕獲に全てを託したが…。
ここで歩様が死活を間違えた!
黒4を打つところでコメカミに指を当て、
首を振って困った様子だったので、まさかとは思ったのだけれど…。
実戦は黒1から打ってみたものの下辺で眼を作れず、
仕方なく黒17で2眼を作って、黒△の大石を見捨てることになってしまった。
局後、由香里先生から参考図黒1と打って、黒7がキキ、
黒11までで1眼作れるのではというお姉さまらしい指摘。
死活の基礎手筋ともいえ、歩様ならまず逃しそうにない手順だが、
これも10秒碁の恐ろしさか…。
実戦の黒△を取られては、由香里先生曰く
「さすがに逆転したのでは」
というところで、何と「残りの手順はhttp://cgi2.nhk.or.jp/goshogi/で」
というテロップ…って、をーい!
そしてなんと結果は
オープニングの悪夢が現実に!
「ロベルトぉー!」(大空翼くん風に)
そして再び「ディレクターの○カぁー!」「どんだけー!」
勝敗がわかったのを差っぴいても、半目勝負なんてみんな、
残りの手順テレビで見てドキドキしたかったよね?
全く構成の拙さにガッカリである。