対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

プロ棋士ペア碁選手権2011決勝観戦記 前編

2011-01-29 22:55:55 | 雑談
既報の通りプロ棋士ペア碁選手権2011にいってきましたよ。

そいや私が観戦してから、歩様の決勝進出は初めてだから、
私の決勝観戦も初めて…かもしれない。

会場にこれから開会式という、いいタイミングで到着。
ハン・コンユプロと梢恵ちゃんが登壇していたので、
何故だろうと思ったら記録係を努めるとのこと。

で、紹介が終わった後、
ハンさんと梢恵ちゃんが対局室に移動したので、
つられて移動してみると…ん?対局者がまだいない。

対局者の紹介はまだこの後だった(汗)。
慌てて講堂に戻って決勝に出場する、
結城プロ、鈴木歩プロ、王銘プロ、謝プロの
花束贈呈を確認して、今度こそ対局室へ。
結城&歩ペアは今回も日本代表ジャージ。



握ってメーエン&イーミンペアの黒番。



メーエン&イーミンペアの違い小目に対して、
結城&歩様ペアは向かい小目を採用。
最近、私の白番愛用の戦法で嬉しくなってしまう。

左下のカカリに手抜きに対して、
メーエン先生は大謝ならぬ大斜にカケる。
カケだけに謝プロにカケたのではないだろうが…。

堂々と受けて立つ結城&歩ペア。
結城プロは「大斜村正大ナダレ」という本も出しているので、
研究済みを警戒したか、謝プロは黒21と大斜の中でも、
比較的簡明な戦いの変化を選んだ。

ますます私好みの展開でどうなるかと見守っていると、
結城プロは左上白24と切り、
更に白28と左辺の2子を捨てる順を選ぶ。
これで黒が凝り形とみるか大きくとられているとみるかは微妙…。
加えてとられた2子にどういうアジが残っているかだが…。

右下の形も比較的プロでよく見る形。
白38にメーエン先生が迷った末、黒39とヒラいたので
結城プロが当然というように白40。
ここで謝プロが放った右上黒△41に
歩様が「どうしよう」というように首を振った。



結局迷いに迷った末、「結城先生任せます」と白42にキカす。
結城プロは白44とツケ、ワタらせることに甘んじた。
何だか歩様の顔色からここは失敗したのではないかと思ったが…。

とりあえず先手をとって結城プロは白52。
そして歩様の白54で、今度はメーエン先生が悩みだした。
何だかとられていた2子が働いてきそうなムード。

そして2子を働かせるならばタケフの急所である白60は自然。
白64とツケて、局面はより複雑になり、双方小刻みに時間を使う。



黒65白66とここにもキリチガイが出来た。
メーエン先生と歩様双方が頭を振りつつ打ち進めるので
気が気ではなかったが、黒67とアテればコウまで一本道のようだ。

歩様はコウダテに自信がなかったように見えたが、
結城プロは白76と右上にコウダテを求める。
なるほど、これで失敗したかにみえた上辺がコウダテに変わった。

結局ヌキと4子捕獲のフリカワリで、
これは白が上手くやったようだ。

しかしイーミンちゃんも楽をさせてくれず、
黒81と左下の一団の死活を問う。
さぁ、「白先如何」?