対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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「新春お好み将棋対局」2011

2011-01-01 17:02:11 | 将棋
本日放送の「新春お好み将棋対局」。
予告の通り、外国の方が広瀬プロと甲斐プロに挑戦するという内容でした。

1局目はオランダのグリムベルゲンさん。

研究室に沢山の棋書が置いてあり、
結構マニアックなラインアップ(私も持っているけれど)に、
非常にシンパシーを覚えて観戦。
東京工科大学の教授でヨーロッパチャンピオン3回の強豪とのことです。

2局目はイタリアのモレットさん。
天童市在住とのこと。

ちょっと男性が多く華やかさに欠けたかなという感じもしました。

以下、ネタバレ





グリムベルゲンさん。

手合いは広瀬プロに飛車落ち(囲碁で3~4子差ぐらい)で、
加えて3回の青野プロによるアドバイスタイムつき。
ヨーロッパチャンプということで、これは期待できるかも…。

ところが駒組みの段階で3回のアドバイスタイムを使い切ってしまい、
押さえ込まれて無理やり仕掛けたところ失敗。
以下、端から攻められて潰れてしまいました。
飛車角桂香が全く使えなかったのが痛い。

時間やアドバイスの使い方に緊張がみられ、
実力が発揮できなかった印象で残念です。

モレットさんは甲斐プロに2枚落ち(囲碁で6子差ぐらい)で。
指す手つきや駒組の拙さから、
駒落ちの経験値や構想力が不足していることがわかり期待薄。

ところが垂れ歩や、歩のタダ捨てなどを連発して、
見事に端から飛車を成ることに成功。
これは感心しました。

しかしそこからが良くない。
甲斐プロに細い攻めを繋がれ、
難しくなったところで青野プロのアドバイスを求めたのは良かったのですが、
アドバイスの一手のタイミングを誤り、
受け損なって甲斐プロに詰まされてしまいました。
アドバイスも時間も残り、もったいない負け方。
みたところ将棋倶楽部24で5~3級、将棋道場初段ぐらい棋力かなと感じました。

みたところどちらも手合いが間違っているとは思わなかったのですが、
こういうプロアマ戦の企画は、プロに厳し目の手合いで、
プロの秘技を引っ張りだした上で、
アマチュアが悪くても1勝1敗ぐらいになるのが理想と思うのですが、
上手くいきませんでした。

囲碁でもそうですが一般に見せる番組で
プロアマ戦、アマチェア戦を採用するなら、かなり工夫が必要と思います。


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