対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報「求真詰碁」

2006-12-22 21:55:37 | 棋書
お待たせしました!
著者の名前と、詰碁の「真を求める」という意味を掛けた粋(?)なタイトルの棋書、「求真詰碁」(MYCOM:郭求真著)が発売。
(「の」をつけた方が、タイトル一貫性があるのに…)
…発売から2日経つはずなのに、置いてある書店が少ないです…(汗)。

本書は「至高の詰碁」の続編。
前作とは厚さと(笑)、表紙が淡いグリーンの基調なのが違う。
前作に対し、私は正直なところ
「馬鹿馬鹿しい分厚さと大きさ、問題量の詰碁」
という印象しかもっていなかった。
しかし意外や、行き着けのブログの間では評判がいい。
着点が比較的限定されている(=見た目、解けそう)故の取り組みやすさと、手筋が見えさえすれば余計な罠もなく、スムースに解けるスマートさが人気の秘密だろうか?
ちょっとした引っ掛けやヒネリを配置した、前田詰碁とは一味違って素直である。
今回続編が刊行されたのも、一般読者からの好評故とみられる。

今作も前作と、問題解答共に作りは同じとみていい。
ただ前書きにも書いてあるが、若干レベルを下げて(親しみやすくして)いるようだ。
それは前作の特A級(プロ級)問題を廃し、A級(高段クラス)が21題程度なのにもみてとれる。
また巻頭の2、3問を私も解いてみたが、1分と時間を掛けずに、正解にたどり着くことが出来た。
問題そのもののレベルも、若干ではあるが容易になった印象。
【追記】最初の方だけでした。
ユーザーフレンドリーを心がけた様子。
C級44問、B級86問。
前作の初段から5段ぐらいまでの問題層を、厚く補充した形だ。

問題数も減らした(それでも結構厚い)そのスタンスを、是とするか非とするかは人それぞれだろうが、前作で満足した人には概ね受け入れられると思う。