対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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加田詰碁風に死活解答

2006-12-15 21:55:35 | 棋譜
12/12掲載の死活
その考察を整理するついでに、図面もスッキリ整理。

更にどうせならその解答を、私の好きな「加田詰碁」のパロディでやってみるのを思い立ちました。
加田詰碁(「加田克司傑作詰碁」「加田克司衆妙詰碁」)の解答の雰囲気が少しでも伝わって、加田詰碁ファンが増えれば…と。
「張栩の詰碁」と似ていると書いたのですが、あくまでのコンセプト上の話で、実際読む感じは全然違うのです。

尚、「加田節は、こんなんじゃない」というクレームや、考察の間違い指摘は歓迎しますが、出来れば最後までご覧になってからお願いします。
読んでいただければわかるのですが、事情があるので…(既にバレている?汗)。



黒先



図1


黒1とフトコロを狭めるのは死活の基本ですが、平凡に白2と眼形を作られ、黒3と更に狭めても、AとBの3子取りが見合いで活きです。

図2

黒1と更に踏み込むのは、ダメの詰まり具合によってオイオトシを狙い時に有力な筋ですが、これも白2とアテられ、黒3とオイオトシを狙っても、 白4と抜かれていけません。

図3

黒1のツケも、オイオトシを狙っています。
白2に黒3と一見策にはまったようですが、構わず白4と抜き、黒5には白6と押さえて活きています。
黒7と2子を取っても、取り返して何でもありません。
黒5で6なら、白5。

図4

眼形の急所である黒1も白2と受けられ手にならず、黒3には白4です。

図5

黒1がボンヤリしているようで、力を溜めた好手です。
白2は悪手ですが、黒3と打つと白4で活きられます。
黒は3でどう打ちますか?

(つづく)