対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋院の近未来商法?

2006-12-26 23:55:55 | 雑談
先に紹介した「覚のサバキ」が発売されるというアナウンスがあったとき、妙な感覚におそわれた。
棋書紹介の時はすっかり忘れていたが、hexagobanさんのコメントで思い出した。
いや直接コメントとは関係ないし、大したことではないが…。

つまりは
「何故、有段者囲碁選書の第2弾が覚先生で、しかも『サバキ』がテーマなのか」
という感覚。
勿論、覚先生が嫌なわけではない。
ただ第1弾が高尾先生だったので、次は羽根、山下、張栩といった他の四天王が来るのかと、勝手に憶測していただけのことである。
また「覚先生の持ち味は、本当に『サバキ』なの?」という疑問がある。
しかしこれも、私は覚先生の棋風を全く理解していないのだから、意味がない。
「通」にはもしかしたら常識なのかも?
これが張栩先生なら「足速、コウ、シノギ」などが浮かぶが…。

戯れ言ついでに一歩進めて、高尾先生から覚先生ともってきた日本棋院出版部の思惑を考えてみる。
もしかしてこれは「高尾の力学」が、高尾先生の本因坊名人就任で、爆発的に売り上げを伸ばしたことと関係しているのではないか?
つまりそれに味を占め、二匹目の泥鰌を狙ったのではないかと。
そしてその理由から、棋聖戦挑戦者に勝ち残った覚先生に白羽の矢が当たったのではないか?

もっとも本当に「高尾の力学」の売り上げが伸びたかは知らないし、実際覚先生で本が出版されるのが決まったのは、挑戦者決定戦より遙か前だろうから、愚考であるのは承知。
戯れ言は戯れ言でしかない(汗)。

しかしそれはそれとして、覚先生が棋聖戦に挑戦すること決まった以上、是非出版部としては覚先生に勝って貰って、売り上げ部数を伸ばしたいという、希望は本当にありそうだ。
当面棋院から棋書の刊行予定のない、山下棋聖には甚だ迷惑な話ではあるけれど(笑)。

そんなことを、この年の瀬の忙しい時に考えてしまった。