対局日誌

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棋苑図書「定石後の打ち方」に誤り?

2006-12-03 22:15:13 | 棋書

冒頭の図は、棋苑図書から出版されている韓国棋院の本、「定石後の打ち方」P.123(第6図)からP.124(第7図)で解説されている図。
ちょっと見わからないかもしれないが実はこれ。
白石が一つ多い。
そこまでの解説から考えるに、Aの石が余計であると思われる。

ただこれだけならば(大甘に言って)単なる誤植に過ぎないが、その後の解説には
「右辺の黒は理想的な構えですが、まだ白Bの急所やCとヒラいて動き出す手が残り、互いに言い分のある布石でしょう(原文のまま)」
とある。
つまりAの石なしには、この解説そのものが意味をなさないということで、単純な誤植よりタチが悪いと言える。
あるいはこの本は韓国で出版されたものを翻訳したものなので、原書からしてそのように書かれているのかも?
だとしたらその間違いのまま、海を渡って日本に来るまで誰も指摘しなかったということで、酷い話である。
あるいはどこかに黒石が打たれているはずなのに、それが抜けている可能性もあるが。

棋苑図書の本はたまに誤植はあるものの、概ねハズレの少ない本を出版していると評価していたので残念だ。