自遊日記

定年後の備忘録

南禅寺・方丈庭園

2009-04-01 18:41:05 | 京都 街歩き

     写真は、南禅寺の大方丈から南面した図です。
    小堀遠州の作庭と伝えられる、枯山水の庭園です。

  左の方の縁側には、庭を見ながら静かに瞑想に耽っている人がいました。







     写真は、瞑想に耽っていた人の位置から眺めた図です。

    巨石の姿から俗に「虎の子渡し」の庭と呼ばれていますが、
   言われてみれば、親子の虎が川を遡っていく感じに見えてきます。

        禅寺特有の広い余白が効いていますね。
          私も瞑想に耽りたくなりました。







            庭園中央部の景観です。






  大方丈から小方丈に進んで行くと、かわいい石庭、如心庭があります。
       解脱した心の如く、穏やかな庭です。






          こちらは「六道庭」と呼ばれる庭です。
          六道輪廻の戒めを表現した庭だそうです。
  我々は六つの世界(天界、人間界、、畜生界、餓鬼界、地獄界、修羅界)を
  生まれ変り続ける・・・という仏教の世界観を現しているそうです。







       方丈の北側には、お茶室、不識庵があります。







      「六道庭」の横には、こんな大きな硯石もあります。
   100年程前に寄進されたものだそうですが、原石は紅縞石という
           貴重な大理石だそうです。