自遊日記

定年後の備忘録

洛南の名刹・正法寺

2009-04-13 18:08:32 | 京都 街歩き
先日、桜花爛漫の中、洛南の隠れた名刹・正法寺を訪れました。
正式名は、徳迎山 正法寺です。

このお寺は、徳川御三家のひとつ、尾張徳川家の藩祖 徳川義直公の生母 
お亀の方(相応院)の実家だそうです。





     石清水八幡宮の南にひっそりと佇むお寺です。
   訪れる観光客も少なく、静かにお寺の良さを鑑賞出来ます。
      写真は、参道から唐門を望んだ図です。







    正面には、山号の「徳迎山」という扁額が架かっています。
    唐破風造りと入母屋造りを組み合わせた、重文の唐門です。







      唐門を、お寺の内側、大方丈から見た図です。
    貴人が参拝される時は、この唐門が開かれるようです。








       亀の形をした手水鉢がありました。
   お亀の方(相応院)の名前に因んで作られたのでしょうか。







        こちらは、東照権現堂です。
   お亀の方(相応院)の夫君、徳川家康を祀るお堂です。








           大方丈から、枯山水の庭を望む。
         左手に本堂(重文)の屋根が見えています。








       本堂から、大方丈(重文)を眺めた図です。








本堂の屋根の垂木の先には金箔張りの逆輪(さかわ)が被せられています。
このような設えがあるのは、全国でここだけだそうです。

本堂内部の装飾も豪華を極めています。
長らく、尾張徳川家の厚い庇護のもとにあった事がうなずける豪華さです。







             本堂から鐘楼を望む。







       書院から石組みの庭を望む。
     さつきの時期にも訪れてみたいお寺です。

 但しこのお寺は予めお寺が決めた日(1ヶ月のうち2日程度)しか公開
      されていないので、訪れる方はご注意のほどを。