自遊日記

定年後の備忘録

黒部渓谷の景観

2009-06-14 10:52:45 | 国内旅行

      宇奈月出てすぐに列車は新山彦橋を渡ります。
        橋の下を流れているのは黒部川です。
   この川の上流には、黒四ダムをはじめ、いくつものダムがあります。







     新山彦橋を渡って黒部川の右岸に出た列車は、
    渓谷に沿って縫うように、山奥に向かって走ります。

        トンネルもたくさんあります。
   列車の後方を振り返ると、先程渡った新山彦橋が見えました。








         我々の乗ったトロッコは窓無しタイプです。
             フレッシュエアーです。
              開放感たっぷりです。







      深い渓谷沿いを走っていたかと思うと、
   次の瞬間、ダムでせき止められた、ダム湖に変ったり・・・
       渓谷の景観はめまぐるしく変ります。

  生憎の曇り空でしたが、エメラルドグリーンのダム湖は壮観でした。








     まもなく、お城の様な建物が見えてきました。

       まるでライン河畔の古城のようですが、
  車内アナウンスによると、これは発電所(新柳河原発電所)だそうです。







        更に進むと、幅の狭い吊橋が見えてきました。
         これは、お猿さん専用の吊橋だそうです。







        中央赤い服を着ているのは、仏石です。
   石仏に似た形の天然の岩で、昔、入山者がここで安全を祈願したそうです。








     しばらくで、黒薙(くろなぎ)駅に到着しました。
       ここで降りて観光に向かう人もいました。

      黒薙駅を出るとすぐに、後曳橋を渡ります。
       先頭車両はもう橋を渡りつつあります。

  かって入山者があまりの谷の深さに、後ろへ引き下がった事から
          後曳の名がついたそうです。





       後曳橋の上から、谷を撮りました。

        谷底まで60mあるそうですが、
     写真ではそれほど高いと感じられませんね。








        更に進むと「出し平ダム」が見えてきました。
           少しだけ放水しているようです。







    そうこうしているうちに、目的地「鐘釣駅」に着きました。
 トロッコ列車は、鐘釣から更に奥に入った「欅平」まで通じていますが
      我々のツアーでは「鐘釣駅」でUターンしました。

  「鐘釣駅」の前には、地名の由来となった釣鐘状の山が聳えていました。








     「鐘釣駅」で下車し、しばらく周辺を散策しました。
       下の河原には、露天風呂がありました。
 対岸には万年雪がありましたが、土を被りあまり綺麗なものではなかったです。

     「鐘釣駅」周辺を散策後、再びトロッコ列車に乗り、
        同じコースを宇奈月駅まで戻りました。









        乗車地点、宇奈月へ戻ってきました。
          写真は旧線の山彦橋。
        今は遊歩道として使われています。
     下を流れる黒部川は、この先日本海に注いでいます。

     大自然の真っ只中を行く、宇奈月⇔鐘釣 往復2時間の旅。
            結構リッチな旅でした。