これが今年最後の劇場鑑賞かなー?
そんな事思いつつ、シネマート心斎橋の「ヘルレイザー」を蹴ってこちらに来ました(映画館のスクリーンで見た事ないから見たいけど)
なんばパークスシネマはロビーから賑わってます
そしてこの作品も初日のレイトショーとはいえ、スクリーン11は結構満員でびっくり!
いつも通路側買うんだが、何と微妙にその付近がチケット売れてて、結局最後尾の端!
ホラー映画はお客さん多い方が盛り上がります
不気味な手の置物を握り「トークトゥーミー」と言えば目の前に霊が現れて憑依され、90秒以内に置物の手を離せば大丈夫だが90秒超えるとそのまま取り憑かれてしまう
そんなゲームをする若者達の中に母を亡くし、父親との関係もおかしくなってる主人公のミアが参加して、90秒チャレンジするが、その刺激的な体験にハマり、連発して憑依ゲームを楽しむが、親友の弟がチャレンジしたら何とミアの亡くなった母親の霊が現れて悲劇的な事故が起こる…
日本で言えばコックリさん、我々の時代に流行ったキューピットさんを思わせますね
私はこのオカルト映画らしい設定は結構好きですね
私は面白く見れて期待値を上回りました
何より昨今ホラー映画にありがちな、やたら大音量の効果音で驚かしたり、意味もなくドキッとさせるような演出があまり見かけず純正に90秒チャレンジのスリルとボッと出てくる幽霊の怖さを見せてくれて良かったです
特に憑依された者の表情のメークと演技がどれも秀逸で、特に主人公ミアの憑依された目つきなんか最高でした
演じるソフィ・ワイルドさんの目の大きい顔立ちによるものもあるでしょうが最高のトリップ感でした
友人の弟が霊に憑依された影響で顔面を掻きむしり、頭を打ち続け、眼球をえぐりだそうとする自傷行為に走るえげつなさも凄まじいスプラッター描写ですが、母親の死の真相、父親との確執、それらにより苦しんでる主人公のミアの心の闇が作品全体を最後まで支配してるようなタッチが良いですね
それだけに切ない終わり方はバットなのかハッピーなのか…ミアを思うとどちらなのか複雑なエンディング
最近見た中ではなかなか秀作なホラー映画でした
★★★★ 2023.12.22(金) なんばパークスシネマ シアター11 20:55 J-1