MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.002 「ファイナル・デス・ゲーム」 (2009年 88分 ビスタ)

2010-01-10 23:52:32 | 2010年劇場鑑賞
監督 アルバロ・デ・アルミニャン
出演 マイク・ヴォーゲル
   エリザ・ドゥシュク
   イーサン・レインズ



今年度2本目はミニシアターのシネマート心斎橋での鑑賞です。
昨年も2本目はここでしたね~「パンクジョブ」でしたかね。
今年は1月2日から公開が始まった「ファイナル・デス・ゲーム」という作品で、まさに2010年公開の最新作です。
しかも1月末には東京で昨年秋に開催されてたホラーフェストがこの心斎橋シネマートで行われるとの告知があり、これは是非とも行きたいもんですね。
その前哨戦ともいうべきこの映画は果たしていかが・・・?

(あらすじ)

スペインで友人たちとサーフィンを楽しみながら休暇を過ごしていたアメリカ人大学生のジェイソン(マイク・ヴォーゲル)。
ある日、ふと立ち寄った骨董品店で“マンバ”という不気味な古いボードゲームを手に入れる。
ジェイソンら若者たちは面白半分に恐怖のボードゲームを始めてしまうが、そのゲームには恐ろしい秘密が隠されていた…



魔女の呪いのかかったボードゲームで遊んだために恐ろしい災難にあうというストーリーで、「ジュマンジ」のホラー版のような映画でした。
ゲームに負けると呪いがかかり、そのゲームに示された死に方をしてしまうもの・・・何となく「ファイナル・デスティネーション」シリーズを連想してしまうのは致し方ないかな~
過剰なほど派手な死にざまを見せてくれた「ファイナル・デスティネーション」シリーズと比べるとこの作品の死に様は地味で迫力にかけましたね。
もちろん全身火だるまや、生きたまま皮を剥がされたりと残酷シーンもありますが・・・そうそう遺体がカニの群れに食われるというルチオ・フルチもどきのシーンまで登場してます。

ただ先々の展開がだいたい読めてしまうので、ドラマ的に弱い部分があると、どうしても視覚的な迫力が無いと凡作に映ってしまいますね。
映画としてはまぁ~普通という印象ですが、ストーリーとしては大きなヒネリもなかったぶんもう少しラストだけでもアッと言わせて欲しかったですね。



途中に訳あり風の刑事(「ブラックレイン」の時のマイケル・ダグラスそっくり・・・)が出てきて物語を書き回すが、結局はそうなるんかい・・・見たいな感じでやや残念でした。
シネマート心斎橋より天六シネ5ビルのホクテンザあたりが似合う映画でした。



★★★ 2009.1.7(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 20:40

No.001 「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」 (2009年 135分 ビスタ)

2010-01-09 00:03:13 | 2010年劇場鑑賞
監督 西崎義展
出演 山寺宏一
   伊武雅刀
   藤村歩



今年初の劇場鑑賞となりました。
ちょっとスタートが例年より遅いね~
そんでもって2010年スタートを飾るのが正月映画で唯一鑑賞予定でありながら、未見だった「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」です。

1974年のTV初放送の時は鳴かず飛ばずで低迷するも、のちに夕方の再放送でブレイクし、ついにはTV版を再編集した劇場版は公開され大ヒット!
そして劇場版の続編「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」がこれまた空前の大ヒットし、この作品でヤマトを封印するつもりで、主人公もろともヤマトが敵に突っ込み木端微塵にぶっ飛んだハズなのに、あまりのヒットで辞めれなくなり、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のTVシリーズで死なない結末にして、見事に延命に成功し後に2作の劇場版が作られた。
そして完結編から26年の歳月がたち久々にヤマトがスクリーンに!

(あらすじ)

西暦2220年、太陽の300倍の質量を持ち、光をも飲み込む暗黒の天体、移動性ブラックホールが宇宙から地球へと迫っていた。
地球連邦政府は、移民船団を組織。サイラム恒星系アマールへの移民を決行するが、謎の大艦隊の攻撃に遭い、船団が壊滅。古代進は移民船団の護衛艦隊司令としてヤマトに乗り込み、大艦隊に戦いを挑む。



ヤマト復活しました~
私ぐらいの世代になると何とも懐かしくもあるこのヤマトですが、私はガンダムもエヴァも見ないのでアニメと言えば「宇宙戦艦ヤマト」ですね~
実際26年ぶりの復活だけど、ドラマの中では17年の歳月が流れてるって事で、古代進も38歳で、森雪と結ばれて子供をもうけている・・・が、結婚した後も地球を守る使命感は衰える事がなかったようで、そのおかげで家庭崩壊のような状況です。

地球に降りかかってきた危機を前に満を持してヤマトが復活し、艦長として乗り込むんだが、愛する妻古代雪は戦闘に巻き込まれ行方不明、娘からは三行半を突きつけられる・・・古代くんがんばれ!
真田さんが老けた顔で登場し、しかも指令長官見たいなお偉方になってるし、佐渡先生とアナライザーも健在・・・て所はオールドファンにもうれしいが、ほぼニューキャストな布陣でいわば「宇宙戦艦ヤマト ジェネレーション」って感じですね。



正直、まぁまぁこんなもんかな~という感じの作品だけど、この映画見る前に過去の劇場版を見直したけどシリーズ全体を通して、太平洋戦争時代の軍国精神がどことなく流れてるのは今回も同じですね。
さすが”武闘派”プロデューサー西崎義展だけのことはありますね
そして相変わらずのご都合主義も健在で、過去に1作目で死んだ沖田艦長を完結編では誤診という理由で平気で復活させてしまう剛腕ぶりを見せつけたが、今回クライマックスから後半にかけてはどうもしっくり行かない感じが残りました。
移動性ブラックホールの正体にかかわるくだりから、一気にトントン拍子で呆気なく進み、突然映画が駆け足になったような感じで残念です。

ただ当たり前かも知れないが旧作と比べるとアニメの技術が大幅に向上しているので、リアルな質感が感じられるヤマトの船体は今までに感じられなかった重量感が感じられ、戦闘シーンは迫力という点では雲泥の差です。
今回のCGアニメーションをみると1作目はマンガって感じの映像でしたね。



何はともあれ2000年代にヤマトが復活したけど、エンドロールでスクリーン一杯にデカデカと出た”西崎義展”という文字は笑ったな~
あんなでかい字はスピルバーグでもなかったぞ!(しかも製作と監督で2回も!)
ヤマトより自分の復活をアピールしたかったのかな?



★★★ 2010。1.7(木) 敷島シネポップ2 17:50 E-6


2009年度ベストテン発表

2010-01-01 22:58:28 | ベストテン
新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年度は劇場鑑賞本数が132本とブログ開設してからは最高鑑賞本数となりました(歴代では2位)
昨年は3D映画が台頭してまいりまして何本かは3Dバージョンで鑑賞したりしましたが今年はますます増えてくるでしょうね。
それでは新年1発目は恒例のベストテン&ワースト5を発表しますが、案外いざノミネートすると候補になったのは10数本とやや少ない目であっさりベストテンが決まってしまいました。
では2009年132分の10本はこちら!




第10位 「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」



巨匠マーティン・スコセッシ監督が作ったザ・ローリング・ストーンズのライブ映画。
超一流同士のぶつかり合いの末、完成したのはスクリーンの向こうの観客までがライブ会場に居るような臨場感溢れるハイパーライブ映画。
客席目線のカメラアングルやステージの色んな角度から撮影された映像は微妙に音質までも変わる凝ったもの。
そして年齢を感じさせないミック・ジャガーのパフォーマンスに驚かされる!



第9位 「ファニーゲーム U.S.A.」



ミヒャエル・ハネケ監督自らハリウッドでリメイクした陰湿度200%のサイコスリラー。
オリジナル「ファニーゲーム」同様のストーリーにカメラアングルまでもほぼ同じという完全なそのまんまリメイク。
よってハリウッドだからって容赦しないオリジナル同様のイヤ~な映画になってます。
とにかく最高に嫌な映画!



第8位 「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」



昨年最後に見た映画が滑り込みベストテン入り!
数々の勝ち組のビッグなメタルバンドから尊敬される負け組バンドのドキュメンタリー。
それでも夢を追い続ける前向きな姿勢は見る者に力を与えてくれる。
それだけにラストの幕張メッセ満員のオーディエンスたちのメタルサインの乱れ咲きに男泣き!



第7位 「沈まぬ太陽」



何かと話題になった10分間インターミッション付きの3時間25分の超大作。
長ければ良い訳ではないけどテーマの重さと壮大な男の半生記としては必然の3時間25分に見応え充分!
そうそうたる役者たちの名演もよかった。



第6位 「グラン・トリノ」

 

クリント・イーストウッドの映画出演引退作?なんて言われてるけど、渋い名演はまだまだ見てみたい・・・そう感じさせてくれるイーストウッドが全世界の男どもに贈るラストメッセージ!



第5位 「チョコレート・ファイター」



そんなイーストウッドを抑えて5位に躍進したのがタイ発のカンフー映画
特殊なキャラの主人公を演じたジージャー嬢が見せる超絶リアルアクションは気の抜けた同系列のハリウッドアクションを凌駕する!
平成の女活殺拳ここに誕生す!今後が楽しみです。



第4位 「エスター」



昨年はリメイク版「13日の金曜日」やダリオ・アルジェント監督待望の新作「サスペリア・テルザ 最後の魔女」サム・ライミのホラー帰還作「スペル」などホラー映画でも話題作が多かったけど、ほぼノーマークのこの映画こそ2009年最恐ホラー映画!
結末知った後にもう一度思い返してゾッとさせられる久々に怖い、怖い恐怖映画!
子供と思って甘く見てははいけない・・・お~こわっ!



第3位 「ヤッターマン」



あの懐かしいアニメの実写版・・・そうそう新版がTVでしてるんですね。
でもオリジナル版のリアルタイム世代に取っては山本正之の主題歌や深キョン、ケンコバ、生瀬らの天才ドロンボーの歌、負けたらチャリンコで逃走するなど忠実に実写化してくれた三池監督にただ感謝。
2号演じる福田沙紀ちゃんの大股開きの股間にこん棒がスリスリなどのお下劣ネタもグーよ!



第2位 「スラムドッグ$ミリオネア」



アカデミー作品賞受賞のダニー・ボイル監督奇跡の1本!?
日本でもおなじみクイズミリオネアが題材になってるのが分かりやすいし(流れる音楽まで世界共通)みのさん以上に陰険な司会者に追いつめられる主人公の苦難の生い立ちとクイズのシーンをクロスオーバーさせながら、最後は見事なマサラダンスで締めくくる後味スッキリの爽快ムービー



第1位 「レスラー」



ミッキー・ローク完全復活の作品。
この映画の主人公ランディ・ザ・ラムと演じるロークの人生がオーバーラップしてしまう「ビヨンド・ザ・マット」のドラマ版のような映画。
かつての栄光だけで生きてるプロレスラーの光と影の影の部分のドラマが見事でした。
体がボロボロでリングを降りるも恋するストリッパーにも去られ、娘との関係も修復出来ず、スーパーの仕事も投げだし、結局はリングの上しか居場所が無かったという主人公の姿はまさにミッキー・ロークに打ってつけでした。
命を投げ打ってでも必殺技ランディジャムにこだわる姿勢はまさに”プロ”レスラーの鑑!ここで男泣き!



2009年度ベストテン

1位. レスラー
2位. スラムドッグ$ミリオネア
3位. ヤッターマン
4位. エスター
5位. チョコレートファイター
6位. グラン・トリノ
7位. 沈まぬ太陽
8位. アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
9位. ファニーゲーム U.S.A.
10位. ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト

次点 アドレナリン:ハイ・ボルテージ

相変わらず好みが入ったベストテンですが、なかなか満足いく順位ではないでしょうかね~
ベスト3は数か月前かだいたい決めてましたね~
ちなみにマイケル・ジャクソンの「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」がベストテンに入れてもいいようなもんなんですが、正直映画としていいのか?、劇中のマイケルがいいのか?微妙なとこだったんで敢えて外しました。
まぁ特別賞ってことで・・・
続いてこれまた2009年のトンでも5の発表です。



第5位 「バビロン A.D.」



ヴィン・ディーゼルの映画はあまり外さないんだが、外れる時もあるんですね。
ヴィン・ディーゼル主演なんだからもっと単純にしてくれたら良かったけど、チョイ話がややこししたのが致命的でした。
単にオモロナイ・・・



第4位 「Blood ブラッド」



まったく見るべきところがない杉本彩の女バンパイア映画。
唯一の見せ場である杉本彩のお色気シーンもアップになるとやや年齢を感じてしまいゲンナリ・・・



第3位 「DRAGONBALL EVOLUTION」



私はアニメの「ドラゴンボール」はよく知らないので第3位です。
多分知ってたら1位でしょうね~
知らない私ですら「これは違うやろ~?」と感じづにはいられない!
全世界のドラゴンボールファンを敵に回したであろうハリウッドなんちゃってリメイク。
「ほんとハリウッドって奴ぁ・・・」とドラゴンボールファンのため息が聞こえてきそう。



第2位 「ピンクパンサー2」



相変わらずのベタギャグ連発の新生ピンクパンサーシリーズの第2弾。
ベタギャグはいいんだが、ほとんどピーター・セラーズの初代クルーゾー警部のネタの焼き直しってとこが笑うに笑えない・・・スティーブ・マーチンのオリジナル部分を出してはいかが・・・



第1位 「ハリー・ポッターと謎のプリンス」



ポッタリアンのみんなスマン!
オジさんとうとう付いていけないや~!
前作及び過去のシリーズを予習しておけばまた違うんだろうけど・・・
2年前に見た展開なんてほとんど憶えてないので、まるで途中から見てるような感じで話に入れず・・・
ま、ここまで来たら完結編は見ますけどね。



ワースト5

1位. ハリー・ポッターと謎のプリンス
2位. ピンクパンサー2
3位. DRAGONBALL EVOLUTION
4位. Blood ブラッド
5位. バビロン A.D.



案外ワースト選出は苦戦したりしました・・・基本天六シネ5ビル作品は出来るだけ外してますので・・・
さて2010年がいよいよ始まりましたね~
あの「2010」の時代に追いついてきました。
今年も150本目指してがんばります。