監督 エミリオ・エステヴェス
出演 アンソニー・ホプキンス
ウィリアム・H・メイシー
シャロン・ストーン
よく行くシネコンのTOHOシネマズなんばは9スクリーンあるんですが、その中でワンランクゴージャスな雰囲気の空間があり、それがプレミアスクリーンとセレクトスクリーンと言われる所。
この2つのスクリーンに関しては自動ドアを経由してプレミアラウンジと呼ばれるスペースの中にいて少し雰囲気の違う静かな空間。
そして今回初めてこの自動ドアの向こうのセレクトスクリーンに入ることが出来ました。
係りのお姉さんが出迎えてくれ、席に着いて予告を見てたら、途中で入場してきた人を座席まで係員が案内していた。
まるでコンサート見たいやな・・・
ここで見た作品「ボビー」はあの故ロバート・アルトマン監督作を思わすような総勢24人の登場人物による群像劇。
ロバート・F・ケネディ暗殺事件の当日、事件の舞台となるアンバサダーホテルの1日を描いた作品
(あらすじ)
名門アンバサダーホテルのドアマンだったジョン(アンソニー・ホプキンス)にとって、かつての職場は自分の家のようなもの。彼はいつものように元同僚のネルソン(ハリー・ベラフォンテ)とホテルのロビーでチェスを楽しんでいた。そこへ国民の期待を一身に受けたアメリカ大統領候補、42歳のケネディ上院議院が到着する。
監督がエミリオ・エステヴェスって事でどんな仕上がりの作品かと思ったけど、あれだけのキャストを実にうまくまとめあげキッチリ整理されて実に判りやすかったですね。
イラク政策などで混迷する現在のアメリカに対するエミリオ・エステヴェスからの願いのようなメッセージを感じ取れる力作だと思います。
それぞれ登場人物がホテルの中でそれぞれの問題を抱えて一日を過ごし、運命のラストの暗殺の場面を迎えるがここで皆、同時に事件に遭遇してしまう。
この暗殺シーンの演出はちょっと非凡な才能を伺わせますね~
巧みに実写との合成はありがちな安っぽさは感じさせず、実に自然に描かれていた。
この場面で印象的なのがアンソニー・ホプキンスの存在で、騒動の現場には居合わせず、騒動を後で知り絶句するのだが、この映画全般通じて彼とハリー・ベラフォンテの会話の場面はテンヤワンヤな他の人物たちとは違い、ホテルのロビーでゆったりと時間を過ごしチェスを楽しんでいる・・・人生を噛み締めてきた2人が今は表舞台から引き、残った時間を気ままに過ごしてるかのような感じで他の人物たちとは立場が違う感じ。
その彼が事件の瞬間には遭遇せず、後から知った時の何とも複雑な表情を浮かべるシーンは誰よりもこのホテルで長く務めて様々な出来事を見てきた男の何とも言えない複雑な心情が滲み出てました。
この作品にシャロン・ストーンが出てるんですが、正直途中まで気づきませんでした。
ま、役にハマリこんでると言えばそうなんですが、まぁ~「氷の微笑」の面影はないですね~
また久々のヘザー・グラハムももう結構なお年になってきたけど、相変わらず下着姿を見せてくれてのは良かったな~
★★★★ 2007.3.1(木) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 16:10 J-2
出演 アンソニー・ホプキンス
ウィリアム・H・メイシー
シャロン・ストーン
よく行くシネコンのTOHOシネマズなんばは9スクリーンあるんですが、その中でワンランクゴージャスな雰囲気の空間があり、それがプレミアスクリーンとセレクトスクリーンと言われる所。
この2つのスクリーンに関しては自動ドアを経由してプレミアラウンジと呼ばれるスペースの中にいて少し雰囲気の違う静かな空間。
そして今回初めてこの自動ドアの向こうのセレクトスクリーンに入ることが出来ました。
係りのお姉さんが出迎えてくれ、席に着いて予告を見てたら、途中で入場してきた人を座席まで係員が案内していた。
まるでコンサート見たいやな・・・
ここで見た作品「ボビー」はあの故ロバート・アルトマン監督作を思わすような総勢24人の登場人物による群像劇。
ロバート・F・ケネディ暗殺事件の当日、事件の舞台となるアンバサダーホテルの1日を描いた作品
(あらすじ)
名門アンバサダーホテルのドアマンだったジョン(アンソニー・ホプキンス)にとって、かつての職場は自分の家のようなもの。彼はいつものように元同僚のネルソン(ハリー・ベラフォンテ)とホテルのロビーでチェスを楽しんでいた。そこへ国民の期待を一身に受けたアメリカ大統領候補、42歳のケネディ上院議院が到着する。
監督がエミリオ・エステヴェスって事でどんな仕上がりの作品かと思ったけど、あれだけのキャストを実にうまくまとめあげキッチリ整理されて実に判りやすかったですね。
イラク政策などで混迷する現在のアメリカに対するエミリオ・エステヴェスからの願いのようなメッセージを感じ取れる力作だと思います。
それぞれ登場人物がホテルの中でそれぞれの問題を抱えて一日を過ごし、運命のラストの暗殺の場面を迎えるがここで皆、同時に事件に遭遇してしまう。
この暗殺シーンの演出はちょっと非凡な才能を伺わせますね~
巧みに実写との合成はありがちな安っぽさは感じさせず、実に自然に描かれていた。
この場面で印象的なのがアンソニー・ホプキンスの存在で、騒動の現場には居合わせず、騒動を後で知り絶句するのだが、この映画全般通じて彼とハリー・ベラフォンテの会話の場面はテンヤワンヤな他の人物たちとは違い、ホテルのロビーでゆったりと時間を過ごしチェスを楽しんでいる・・・人生を噛み締めてきた2人が今は表舞台から引き、残った時間を気ままに過ごしてるかのような感じで他の人物たちとは立場が違う感じ。
その彼が事件の瞬間には遭遇せず、後から知った時の何とも複雑な表情を浮かべるシーンは誰よりもこのホテルで長く務めて様々な出来事を見てきた男の何とも言えない複雑な心情が滲み出てました。
この作品にシャロン・ストーンが出てるんですが、正直途中まで気づきませんでした。
ま、役にハマリこんでると言えばそうなんですが、まぁ~「氷の微笑」の面影はないですね~
また久々のヘザー・グラハムももう結構なお年になってきたけど、相変わらず下着姿を見せてくれてのは良かったな~
★★★★ 2007.3.1(木) TOHOシネマズなんば セレクトスクリーン 16:10 J-2