大人のアニメ「千夜一夜物語」を鑑賞
貴重な私が4歳の頃に公開された作品のようですが、何となく昔からテレビ?で見たような見てないようなあやふやな記憶なので初見と変わらないですね
今回はCSで放送されたのを見ました
貧乏な水夫アルディンがバクダットの奴隷市場で美しい娘ミリアムに一目惚れし、嵐に紛れて強奪し2人は愛し合うようになり、子供を儲けるがアルディンは捕らえられ、ミリアムは死んでしまう
やがて財宝を積んだ難破船にのりシンドバッドと名乗りバグダッドに帰還し王になるが…
アラビアンナイトの話は良く私は知りませんので実際どこがどうなのかはわかりませんが、千夜一夜物語の壮大な物語の一部を繋いだようです
後半バベルの塔が出てきたりするのは多分この作品の創作なんでしょね
大人のアニメと言われるだけあって、性描写の多い作品と言われてますが、今となってはさほど驚くようなシーンはないですね
ただ女性キャラのヌードが良く出てくるくらいですが、だいたい共通して見れるのがお尻大きくて、乳首も大きい…時代性といいますか当時のエロい女の裸のイメージはこうなのかなー?と思いました
昔の日本酒の黄桜のCMのカッパみたいなんも出てきよる(笑)
性行シーンは直接な描写はありませんが、今なら高めのレーティングが付く映画でしょうね
また実写とアニメの合成やミニチュア模型の都市が出てきたり単に普通のアニメではなく技術的に凝った作りをした作品となってました
吹き替えキャストも当時参議院だった青島幸男や岸田今日子初め内田稔、小池朝雄、三谷昇、加藤治子など当時の早々たる俳優さんがしてたり、カメオで一言づつ遠藤周作、小松左京、大橋巨泉、立川談志、、前田武彦など各界著名人が参加してるのが面白い
しかも製作が手塚治虫の虫プロ!
あのアトムの会社がこんな映画も作ってたんですね
喋る難破船や変幻自在に変身する魔人、蛇に姿を変える女達など妖術使う怪人達も出てきて楽しい
また主人公のどっか軽いノリも当時人気のあった青島幸男のキャラにあってますね
堅苦しくなくエロいながらもリラックスして見れて楽しめました
「ちぃせえ、ちぃせえ!王様の次は何があるかな?」最後は王を追われたシンドバッドが元の水夫に戻りまた旅に出るエンディングは貧しい水夫が王にまで上り詰めた経験が一段と器のでかい奴になって次の冒険に旅立つようでなかなかカッコイイ!
更にバックに流れるチャーリーコーセーの主題歌が更に盛り上げてくれる
こんな映画を劇場で見れてた本当いい時代だったんやなーとしみじみ感じましたね