MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

思い出名画座 vol.10 「布施ラインシネマ 」

2020-03-01 00:01:00 | 映画館






東大阪の布施にあるシネコン

布施ラインシネマが2月末で閉館する

ブロ友さんの記事で知ったこのニュース

とても残念であり、またとうとうダメやったかと言う思いもありました

東大阪随一のシネコンとして19971213日にオープンささ、ご当地の映画ファンに愛されてると思ってました

オープン当初は名称に布施はなくラインシネマだけだったんですね西側の入口に岡島ラインシネマとも書いてる

商店街に南館がオープンしてから布施ラインシネマ北館となったようです




この劇場のおかげでわざわざ大阪市内に行かずとも映画が色々楽しめると言う事では東大阪近隣の人には良かったんではないか?と思ってたけど、逆にミナミやキタのような大きな繁華街でもなく、また娯楽施設や大型スーパーなどと一体化してる訳でない一階にマクドがあるだけの一戸建ての映画館だけのビルなので、映画だけしか見る事が出来ないってのが一般層には敬遠されたんでしょうかねー

やはり経営的に苦しかったんですね


私は以前住んでた場所は大阪の東住吉区桑津と言う場所で、その自宅から布施ラインシネマまでは意外と遠く感じなかったんですね

ちょうど当時メンバーカード持っていた今は亡き動物園前シネフェスタ4の会員証がラインシネマでも有効だった事もあり、2005年頃から通うようになりました

そこから約10年近くなんばや阿倍野に負けないくらい映画を見に行ってました

その頃から平日の夕方以降ではありますがお客さんは寂しい入りでしたね


ラインシネマはビル全部が映画館なのでシネコンと言うより劇場的な感覚で見てました

私が行き出した頃は近くの商店街に3スクリーンある布施ラインシネマ南館と言うのがあり、今のビルは布施ラインシネマ北館と言う事になってました

北館7スクリーンと合わせて10スクリーンある巨大シネコンだったんですね名称も布施ラインシネマ10でした、


南館は地下に2スクリーンと1階に広い1スクリーンと言う構成

どちらかと言うと下のスクリーンの方が行く機会が多かったですね

初めてラインシネマで見たのも南館でした(多分「サスペクト・ゼロ」)

ここはいかにも映画館を改装したって感じの作りで、昔あった商店街にある街の映画館を感じさす只住まいでした

南館北館通じてラインシネマで1番お客さん多いと思ったのが、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」で、たまたま別の用事で南館のある商店街を歩いてたらいつもと明らかに違う凄い人の流れで、それが「THIS IS IT」を見終わって南館から出てきた人達でありました

 


↑南館の全景 昔の映画館の佇まいがいい

↑南館のスクリーン

↑南館の地下の2つのスクリーン前のロビー

 ↑南館最後のラインナップ

↑北館のスクリーン構成

↑10スクリーン時代

ここでは当然ながらハシゴして見るときもありました

北館と南館にまたがってのハシゴも当然あり、ある時は5分くらいの時間差でハシゴするので、いい歳した大人が商店街を駆け足で走ると言う迷惑な事もしてました(笑)

また北館内でハシゴの時は最初に見てた映画が終わると同時に次見る映画のスクリーンでは予告が始まると言う予告移動もやりました

ここは予告が短いから大変でしたねー

5分も無かったかも?

時間開く時は近隣の布施グルメを楽しんでました

ハシゴしやすい劇場でした

北館前にあったインド料理のサモサが美味かったなー


南館は2010年閉館となり残った北館7スクリーンで残り10年営業してた事になりますね

北館は1階にスタジアム式のオオバコであるシネマ1があり3.5.7階にそれぞれ2スクリーンずつの計7スクリーン

シネマ1だけ明らかにスタジアム式で造りが違うがシネマ27までは造りが同じでした

ただ席数は多い少ないありました

1番席数多かったのは7階のシネマ7

その次はスタジアム式のシネマ1

1番少ないのがシネマ6

それぞれスクリーンごとに色分けされてます


シネフェスタ4が閉館した後はここの会員になり格安で映画が見れるようになり、よく通うようになりました

紙の会員証でスタンプが貯まれば無料で見れたりしました

窓口でチケット買って会員証の裏にスタンプ押してもらう

そのアナログ感が良かったですね

毎月封書で案内が送られて来て夏にはサービス券かついてました

なかなかサービスの良かったシネコンだったんですがねー








↑サヨナラ企画の展示物

↑よく休憩したロビーのスペース


2015年の「96時間レクイエム」で一旦ここの劇場から私の引っ越しにより疎遠になりましたが、閉館の知らせを聞いて先日5年ぶりに「バッドボーイズ アフターライフ」を見に訪れました

5年前と殆ど変わってない外観に内装

懐かしいかったです

下のマクドは潰れてた

サヨナラ企画で過去の上映作の一覧表やシネコンなる前の劇場時代の写真や布施ラインシネマがオープンした時のチラシなど貴重な資料が展示されてました

1階のフロアの一部の壁にお客さんがメモ用紙に書いた映画のタイトルが貼られてました

私も書いて来ました007/オクトパシー」と(笑)

あまり他の人が書かないのを書いて見ました

87年に因んで名作を87本上映する企画ラストショーも開催されてます

これがまだ凄いラインナップなんですね



↑この日のラストショーのラインナップ





↑映画タイトルの壁

そして布施ラインシネマ最後の鑑賞となった「パラサイト 半地下の家族」を見にきたら何とほぼ満員!

最後に個人的にラインシネマの景気いい風景見れて有終の美を飾れました

帰りに1階のロビーの壁見たらちゃんと

007/オクトパシーが貼られてました



↑ガンダムの下に私の投稿が貼られた


結局名作上映企画のラストショーは来れなかったが閉館前に2回も来れて良かった

開館時より入り口に設置されたラインシネマを守護する天使の猫に見送られ最後のラインシネマを後にするのだった





↑守護する天使の猫

ありがとう布施ラインシネマ10 北館&南館