監督 ダリオ・アルジェント
出演 アーシア・アルジェント
クリスチャン・ソリメノ
モラン・アティアス
本日は十三へ久々の映画鑑賞。
それもレイトショー上映という遅い時間での上映・・・作品が私の好きな映画監督である日本でもお馴染みのイタリアンホラーのダリオアルジェント監督の最新作「サスペリア・テルザ 最後の魔女」
何年も前から製作の段階から期待していた映画で無事日本でしかも大阪での劇場公開が実現しました。
「サスペリア」「インフェルノ」に続く魔女三部作の完結編との事で両作品をDVDで見直しての鑑賞です。
劇場には初日とあってアルジェント信者たちが集まってます。
順番並んでたら前に居た男性が「いよいよ初日ですね」と話し掛けてこられた。
聞けばこの方もアルジェント好きな方のようで、開場までの間もう一方のアルジェント好きな方も交え話しをしておりました。
まぁ暇つぶしとか普通の方は見に来ないでしょうな~ほぼ9割はダリオアルジェントの名前で来てる人ばかりでしょうね~
そういう意味ではこのマニアックな劇場での上映は正解かもね。
(あらすじ)
絵画修復の技術を学ぶためにアメリカからローマにやってきた研究生のサラ・マンディ(アーシア・アルジェント)は、同僚女性と墓地で発掘された壺を調べるうち、骨やローブ、短剣などを発見する。
それは、マーテル・ラクリマルムと呼ばれる邪悪な魔女の遺物で、サラたちは世界制覇をたくらむ魔女たちを現代に解き放ってしまう。
ホラー映画としては面白かったし、最近ビデオスルーだったアルジェント作品「デス・サイト」「ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?」より面白いと思います。ただこの映画ダリオアルジェント作品として見た場合???が付きます。
意図的だそうですが、いつものような凝ったカメラワークや「サスペリア」「インフェルノ」に見られるギドギドした色彩効果等アルジェントの代名詞的な映像美がほとんどなかったのが微妙ですね。
多分にそれを楽しみにしてたアルジェントファンはやや肩透かしだったんではないでしょうか?
その分残酷描写はアルジェント作品の中では過去最高レベルで、冒頭から腹を裂かれ内臓が飛び出し、腹から腸が垂れ下がると言う景気の良さ!
やけに残酷シーンに気合いが入っていて、ドアに挟まれた顔が潰れ眼球が飛び出したり、顔面がぐちゃぐちゃになるまで叩き潰し、更には長い棒を女の股間から喉まで貫通させる荒業まで登場!
まさにルチオ・フルチタッチのグログロ描写に監督がアルジェントと知らなければ別人が監督と思ったであろう・・・
また魔女の魔力によりベビーカーを押した母親が突然赤子を抱き上げ高い高いをしたと思ったら橋の上から赤子を投げ落とす!
更に幼児の腹の内臓を魔女が食い漁ったりと、とにかくダリオ殿ご乱心したかのようなシーンの連続・・・アルジェントの殺しのシーンのイメージはスマートな殺し方が特長だが今回は正直汚らしい(笑)
敢えてそうしてるらしいが、アルジェントと往年の切れ味を期待するファンとの温度差があるかもね。
また涙の魔女が復活したことによりローマ中の人間が狂いだし暴徒化すのは昨今のゾンビ映画見たいでヒロインのアーシアを走って追い掛けてきたりする。
また三部作と言うだけあってこじつけがましいが「サスペリア」や「インフェルノ」と微妙にストーリーの設定をクロスオーバーさせてるとこは相変わらずの力技かな(笑)
この作品でヒロインのアーシア・アルジェントはダリオの実の娘だがいつものような不良ぶりから一転魔女におののくヒロインを熱演・・・お約束のヌードも見せてくれます(父親が監督なのに・・・やるねダリオ)
しかも今回はダリオの元妻でありアーシアの実母のダリア・ニコロディがヒロインの亡くなった母親役で登場!霊として出てくるからよくわからないけど、親子三人がこの作品で再会してるんですね。
いつものアルジェントと思ってみるとタッチの違う演出に戸惑うも、映画以上に残酷な出来事が多い世の中・・・魔女復活を通してアルジェントなりの世界の破滅を描かれたような映画・・・でも相変わらず最後呆気ないのは昔から変わらず。
もうひとつ肝心の魔女である涙の母を演じた女優さんはいかにもイタリア映画に出てきそうな美貌で、モデル級のナイスボディを惜しげもなく見せてくれてます。
それと魔女のしもべ的なこれまたケバケバしいゴス娘たちもOK!
そのリーダーが日本人ってのが意外でした(演じるは市川準さんていう方・・・でも目ん玉飛び出てしまうけど)突然日本語喋ったからびっくりした。
終映後、帰りのエレベーターで先程のアルジェント好きな方たちと一緒になったがダリオアルジェントらしくないという意見は同じでしたな。
互いに見ず知らずの大の大人三人が歩きながら口々にやれ殺しがどうのとか、内臓がドハドバ・・・って楽しそうに語りながら夜の十三の歓楽街を行くのでした・・・
★★★★ 2009.5.9(土) 第七藝術劇場 20:50 自由席 整理番号29
出演 アーシア・アルジェント
クリスチャン・ソリメノ
モラン・アティアス
本日は十三へ久々の映画鑑賞。
それもレイトショー上映という遅い時間での上映・・・作品が私の好きな映画監督である日本でもお馴染みのイタリアンホラーのダリオアルジェント監督の最新作「サスペリア・テルザ 最後の魔女」
何年も前から製作の段階から期待していた映画で無事日本でしかも大阪での劇場公開が実現しました。
「サスペリア」「インフェルノ」に続く魔女三部作の完結編との事で両作品をDVDで見直しての鑑賞です。
劇場には初日とあってアルジェント信者たちが集まってます。
順番並んでたら前に居た男性が「いよいよ初日ですね」と話し掛けてこられた。
聞けばこの方もアルジェント好きな方のようで、開場までの間もう一方のアルジェント好きな方も交え話しをしておりました。
まぁ暇つぶしとか普通の方は見に来ないでしょうな~ほぼ9割はダリオアルジェントの名前で来てる人ばかりでしょうね~
そういう意味ではこのマニアックな劇場での上映は正解かもね。
(あらすじ)
絵画修復の技術を学ぶためにアメリカからローマにやってきた研究生のサラ・マンディ(アーシア・アルジェント)は、同僚女性と墓地で発掘された壺を調べるうち、骨やローブ、短剣などを発見する。
それは、マーテル・ラクリマルムと呼ばれる邪悪な魔女の遺物で、サラたちは世界制覇をたくらむ魔女たちを現代に解き放ってしまう。
ホラー映画としては面白かったし、最近ビデオスルーだったアルジェント作品「デス・サイト」「ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?」より面白いと思います。ただこの映画ダリオアルジェント作品として見た場合???が付きます。
意図的だそうですが、いつものような凝ったカメラワークや「サスペリア」「インフェルノ」に見られるギドギドした色彩効果等アルジェントの代名詞的な映像美がほとんどなかったのが微妙ですね。
多分にそれを楽しみにしてたアルジェントファンはやや肩透かしだったんではないでしょうか?
その分残酷描写はアルジェント作品の中では過去最高レベルで、冒頭から腹を裂かれ内臓が飛び出し、腹から腸が垂れ下がると言う景気の良さ!
やけに残酷シーンに気合いが入っていて、ドアに挟まれた顔が潰れ眼球が飛び出したり、顔面がぐちゃぐちゃになるまで叩き潰し、更には長い棒を女の股間から喉まで貫通させる荒業まで登場!
まさにルチオ・フルチタッチのグログロ描写に監督がアルジェントと知らなければ別人が監督と思ったであろう・・・
また魔女の魔力によりベビーカーを押した母親が突然赤子を抱き上げ高い高いをしたと思ったら橋の上から赤子を投げ落とす!
更に幼児の腹の内臓を魔女が食い漁ったりと、とにかくダリオ殿ご乱心したかのようなシーンの連続・・・アルジェントの殺しのシーンのイメージはスマートな殺し方が特長だが今回は正直汚らしい(笑)
敢えてそうしてるらしいが、アルジェントと往年の切れ味を期待するファンとの温度差があるかもね。
また涙の魔女が復活したことによりローマ中の人間が狂いだし暴徒化すのは昨今のゾンビ映画見たいでヒロインのアーシアを走って追い掛けてきたりする。
また三部作と言うだけあってこじつけがましいが「サスペリア」や「インフェルノ」と微妙にストーリーの設定をクロスオーバーさせてるとこは相変わらずの力技かな(笑)
この作品でヒロインのアーシア・アルジェントはダリオの実の娘だがいつものような不良ぶりから一転魔女におののくヒロインを熱演・・・お約束のヌードも見せてくれます(父親が監督なのに・・・やるねダリオ)
しかも今回はダリオの元妻でありアーシアの実母のダリア・ニコロディがヒロインの亡くなった母親役で登場!霊として出てくるからよくわからないけど、親子三人がこの作品で再会してるんですね。
いつものアルジェントと思ってみるとタッチの違う演出に戸惑うも、映画以上に残酷な出来事が多い世の中・・・魔女復活を通してアルジェントなりの世界の破滅を描かれたような映画・・・でも相変わらず最後呆気ないのは昔から変わらず。
もうひとつ肝心の魔女である涙の母を演じた女優さんはいかにもイタリア映画に出てきそうな美貌で、モデル級のナイスボディを惜しげもなく見せてくれてます。
それと魔女のしもべ的なこれまたケバケバしいゴス娘たちもOK!
そのリーダーが日本人ってのが意外でした(演じるは市川準さんていう方・・・でも目ん玉飛び出てしまうけど)突然日本語喋ったからびっくりした。
終映後、帰りのエレベーターで先程のアルジェント好きな方たちと一緒になったがダリオアルジェントらしくないという意見は同じでしたな。
互いに見ず知らずの大の大人三人が歩きながら口々にやれ殺しがどうのとか、内臓がドハドバ・・・って楽しそうに語りながら夜の十三の歓楽街を行くのでした・・・
★★★★ 2009.5.9(土) 第七藝術劇場 20:50 自由席 整理番号29