MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.109 「超立体映画 ゾンビ3D」 (2006年 米 80分 ビスタ)

2007-11-16 00:55:28 | 2007年劇場鑑賞
監督 ジェフ・ブロードストリート
出演 ブリーアナ・ブラウン
    ジョシュア・デローシュ
    シド・ヘイグ



久々に見る3D映画・・・それもゾンビ映画・・・もうたまりませんね~
たしかアイマックス3Dの巨大画面でだいぶん前にヴァル・キルマー主演の映画見て以来かな~?
「スパイキッズ3D」とかもあったけど未見だったしね・・・

この作品を知ったときは気がつかなったけど、これはジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のリメイク作なんですね。
その割にはたいした話題にもなってないですね~ まぁ、ロメロ監督がこれを認めてるかどうかは疑問ですがね。

劇場入り口で何ともチャッチィ3Dメガネを貰っていよいよ飛び出すゾンビとの対面です。
観客は私入れて5人ほどですか・・・赤と青色のセロハンの張られた典型的3Dメガネを皆かけて見るんでしょうね~ いい大人がなんか・・・微笑ましいというか、間抜けというか・・・客席も注目ですね・・・と言いたいが前列付近の指定席を選択した為、私より前列は誰も居ないので振り返らない限りは他の人の様子は見れないです。

(あらすじ)

叔母の葬儀に参列するため、バーブ(ブリーアナ・ブラウン)と兄が郊外の墓地を訪ねると、ゾンビと化した死者たちが人間を襲っていた。
逃げる途中、兄とはぐれてしまった彼女はバイクで通りかかった青年ベン(ジョシュア・デロシュ)に救われる。
2人は近くの農家に逃げ込むが、やがて無数のゾンビたちに包囲されてしまう。

ロメロ監督が見たら鼻で笑いそう・・・人の映画で遊びやがって!とか言って怒りそうですね。
劇中テレビでこの作品のオリジナル「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」をみんなで見てるというオチョくった場面も出てきます。
しかもTV見ながら「ベンは死ぬね~」なんて言ったりする・・・ベン(この作品の・・・白人だけど)がそばにいるのに

オリジナルに沿ったストーリーながら人物設定は結構変更されてますね。
オリジナルではドラマの中心的だった黒人青年だったベンはこちらでは白人になってるし、しかもマリファナの売人!それだけでも大きな違いですね。
ロメロ版には出て来ないシド・ヘイグ演じる葬儀屋は途中からまるでマッドドクター見たいになって「ゾンビはオレが作った」見たいな展開になるし・・・そして肝心のゾンビは「サンゲリア」風のおぞましい特殊メイクの形相でまだ救われるけど、この作品はストーリー云々よりゾンビと3Dのコラボのハズ・・・しかし残念ながら企画倒れは否めない結果に・・・

3D効果が良く出てたのはマリファナたばこを画面に向って振り回すシーンぐらいで当然ながら血しぶきや内臓なんて飛び出しません!
少々の刺激ぐらいでは今の観客は驚かないから、この程度でゾンビ3Dと言われてもね~と思うけど、また現実的に3D映像でエグイ描写もこのご時世ではご法度なのも現実です。
と言う訳でゾンビと3Dのコラボは土台無理なことが判明したのでありました。

ちなみにメガネを外しても少々画面は粗いけど普通に見れないことないです。
逆にその方が見やすいかもね~この映画に関しては少なくとも・・・
メガネをかけて見るとたしかに立体画像に見えるけど赤と青のセロハンの影響で色がおかしいの何の・・・目が疲れて仕方なかったぞ!
正直この3Dも失敗やね~ メガネかけてキッチリ画面が見れればいいけど、外してる方が見やすいなんておかしいがな(笑)



☆☆ 2007.11.15(木) 敷島シネポップ1 10:30 E-10