MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.099 「カタコンベ」 (2007年 米 94分 ビスタ)

2007-10-19 01:03:39 | 2007年劇場鑑賞
監督 トム・コーカー 、デヴィッド・エリオット
出演 シャニン・ソサモン
    アリシア・ムーア
    ラデュ・アンドレイ・ミク



2007年もいよいよ3ヶ月を切りましたが、映画の劇場鑑賞もこの作品で99本目!
それを飾るに相応しい期待のホラー映画・・・「SAW」の製作者らが作ったてことで期待が高まりますね。

パリに実際ある言う地下墓地のカタコンベ・・・この映画で初めて知りましたが観光名所にもなってるようですね。
壁一面に無数の骸骨がブロックのようにつまれた地下迷路はホラー映画の舞台には相応しいと思います。
今まで映画で取り上げられなかったのが不思議なくらいです(もしかしたら私が知らないだけで、取り上げられたのかも知れないが)

(あらすじ)

内気なヴィクトリア(シャニン・ソサモン)は、ソルボンヌ大学に留学中の姉(アリシア・ムーア)を訪ねてパリにやって来る。
到着早々、彼女は姉とその仲間たちに700万体もの遺骨が埋まる“カタコンベ”と呼ばれる地下墓地で催されるパーティーに連れて行かれる。
しかし、姉たちとはぐれてしまい、地下の迷路に入り込んでいく……。

舞台装置もいいし、設定もなかなか良い・・・でもどうしてかイマイチなんですね~
噂話として地下に住む山羊の仮面を被った怪人の話が語られ、そして主人公が地下迷路に迷子になったことにより、伝説の怪人の存在が活きてくる・・・そして主人公は途中怪人に襲われるけど、何故かあるところから怪人が出てこなくなる・・・まぁ途中から出て来ないことに意味はあるんですが、この怪人が出てこなくなってからが非常にタルい!

暗闇の迷路でさまよい歩く主人公だけではイマイチ恐怖感が出ません(演出によってはそれだけでもホラーできるんやけどね)
暗闇の迷路と700万体の骸骨と言う立派な舞台と道具があるのに、途中からただの“ややこしい下水道”にしか見えてこず、もう少しカタコンベの特長を活かした演出が出来なかったものか・・・
でも主役のシャニン・ソサモンの追いつめられて恐怖におののく姿は結構良かったけどね・・・



ここからは・・・・・・・・・・ネタバレ警報発令!(見にいく人はこの↓は見たらダメよ!)




























































で、結局は怪人なんてやはり噂・・・というより作り話で姉とその友達らが精神的に情緒不安定な妹に仕掛けた趣味の悪い悪戯・・・仲間の一人が怪人役になって怖がらしていたのでした。
でも悪戯にしては手が込んでるし、陰湿ですね。
まぁ前フリで妹が情緒不安定で精神安定剤飲んでるというのがここで活きてくるんだけど。
怪人が途中出てこなくなるのも真剣に逃げてる妹を心配してみんなで探してたから・・・「そこまでするか~?」って感じです。
しかも怪人はホンモノと思って反撃した妹に怪人役の奴はホントに殺されてしまう始末!
何とも悪い悪戯が悲劇を呼ぶ結末でした・・・とここで終れば「何や~っ」て感じなんだけど、この後、姉に「人殺し!」となじられて、精神的に追いつめられた妹が発狂して全員惨殺!とホントに殺人鬼が誕生してしまうのでした。
情緒不安定という前フリが実はここで本当に活きてくるんですね~
ま、ある意味たしかにシュチュエーションホラーでもありますね。


☆☆☆ 2007.10.18(木) 敷島シネポップ3 17:40 H-4