黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『キノの旅 The beautiful world』時雨沢恵一(メディアワークス)

2006-02-02 | 読了本(小説、エッセイ等)
言葉を話す二輪車・エルメスと共に諸国を旅するキノ。彼等の行く先にある国は……?
キノがたどり着いた国には、人影もなく機械のみが動いていた。そこは“人の痛みが分かる国"だというのだが……『人の痛みが分かる国』、
その国唯一の住人が語る国の歴史。その国では、あらゆることを多数決で決めていた……『多数決の国』、
キノたちがレールの上を走っていると、3人の老人たちに出逢った。1人めは、使われないレールを磨き続け、2人目はレールを外し、3人目は……『レールの上の三人の男』、
その国は市民権獲得の為に、戦いが行われていた。入国した為に否応もなく戦うはめになったキノは……『コロシアム』、
12歳になると強制的に大人になる為の手術を施される国。少女は12歳の誕生日を迎える前の一週間……“最後の一週間"を迎えていた……『大人の国』、
キノたちが訪れた国・ヴェルデルヴァル。ずっと隣国との戦争を繰り広げていたその国で、15年前から戦争が止んだ理由とは……『平和な国』。

もっと軽い内容かと思っていたら、テーマは深遠ですね~。
『大人の国』がちょっとびっくりでした(笑)。

<06/2/2>